拳四朗、Wタイトルマッチ


Wタイトルマッチを前に記者会見を開いた日本王者・拳四朗と挑戦者・大内淳雅
Wタイトルマッチを前に記者会見を開いた日本王者・拳四朗と挑戦者・大内淳雅

《城南新報2016年6月12日付紙面より》
 
 日本初、親子海外タイトル奪取へ。城陽市在住のプロボクサー・拳四朗(24)=BMB=の次戦が8月7日(日)、大阪での「東洋太平洋&日本ライトフライ級・Wタイトルマッチ」と決まった。父親で所属ジム会長の寺地永さん(52)は東洋太平洋ライトヘビー級の元王者。ただ、拳四朗は「特に意識はない。それで盛り上がってくれたら、うれしい」と、真の目標・世界チャンピオンへ表情を引き締めた。
 
 11日、BMBボクシングジム=宇治市宇治里尻=で開かれた「東洋太平洋&日本ライトフライ級・Wタイトルマッチ」の記者会見では、プロ7戦全勝(4KO)と無敵の強さを誇る日本王者・拳四朗と、対戦相手である大内淳雅(30)=姫路木下=がそれぞれのジム会長とともに、意気込みを語った。
 特に4月14日の初防衛戦で相手(角谷淳志)を1回TKOで倒して勢いに乗る拳四朗は、国内初となる親子海外タイトル奪取に関する質問にも、りりしい表情で「しっかり準備をしてKOで勝ち、世界へつなげたい」と述べ、あくまでも通過点であることを強調。早ければ、年内にも可能性がある世界タイトル挑戦を見据えていることを明かした。
 今回の相手・大内はプロ31戦20勝(6KO)8敗3分。日本ランクは5位だが、東洋太平洋(王者は空位)では、拳四朗の1位に次ぐ2位。強烈な右のパンチが武器で、日本タイトル挑戦は4年前に続き2度目。網膜剥離の手術を2度受けて這い上がった不屈の闘争心の持ち主だ。大内は「年も年なのでラストチャンス。人生のすべてをかけて戦いたい」と、やや拳四朗に目線をやりながら話した。
 受けて立つ拳四朗は「初防衛戦でパンチ力に自信がついた」と述べ、久々の関西=エディオンアリーナ大阪「大阪府立体育会館」=での戦いにも「実力を出すだけ。僕にとってあまり会場は関係ない」と一蹴。永さんは「2年間かけてパワーアップを図ってきた。大内選手も思い入れが強いと思うので、国内の年間最高試合になれば」と、余裕のコメント。
 大内サイドの姫路木下ジム・木下貴志会長は「右の強打をヒットさせて(拳四朗を)倒せれば」と応じた。
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 プロボクシングの世界タイトルには「WBA」「WBC」「IBF」「WBO」の4認定団体がある。このうち、WBAライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)は8月下旬に、元WBAミニマム級王者の宮崎亮(井岡)と対戦することが有力。
 会見でも、この話題が上がり、拳四朗は「勝った方とやりたい」と熱望。永さんも「挑戦者の立場なので、やっていただけるなら喜んで」と、年内の大一番を望んだ。
 
【拳四朗と一緒に世界タイトルを】
 地元の拳四朗後援会(石田實会長)は『拳四朗と一緒に世界タイトルを』との呼び掛けで、個人・法人会員を広く募集中。すでに、今年3月の日本タイトル獲得・祝賀会に参加した約120人は入会予定。だが、拳四朗と同じ若い世代(18歳未満は無料)にも大いに参画を求めている。
 年会費は、個人5000円、法人1万円。まもなく入会申込書が各種団体を通じて配布される。問い合わせは事務局の城陽福祉会「ひだまり平川」℡55‐5150まで。