若き力で平和再考 宇治で28日、6回目のつどい


《城南新報2016年8月26日付紙面より》
 
 戦争の悲惨さや日本の加害の事実を講演や講話、パネル討論などで見つめる「平和のつどいinうじ」が28日(日)午前10時から午後8時まで、JR宇治駅前「ゆめりあ・うじ」で開催される。戦後71年、戦争体験者が減りつつある中、若者の力も取り入れ、平和を再考する。
 
 平和のための宇治の戦争展実行委員会(委員長=野中一也大阪電気通信大名誉教授)が主催し、今年で6回目。
 メーン事業の一つは、発言者に若者が多く参加するパネルディスカッション。「戦争を生まない自由で平和な社会をめざして―私たちにできること」と題し、ママの会@の中村あゆ美さん、安全保障関連法へ反対活動を続けてきた学生団体「シールズ関西」の和歌山大3回生・服部涼平さん、立憲主義の擁護を目指す宇治の若者を中心とした「シーコード」のメンバー、18歳選挙権に詳しい立命館宇治高校教諭の杉浦真理さんらが意見交換する。
 講話では、海軍の軍事工場だった舞鶴海軍工廠(こうしょう)などが爆撃された1945(昭和20)年7月29日の「舞鶴空襲」に遭った安井亨さん(87)=宇治市広野町=が、当時の体験を語る。
 シリア内戦などの取材を続けるフリージャーナリスト西谷文和さんが「戦争のリアルと安倍政権のウソ」と題して講演する
 また会場では、1970年代の本土復帰前後から今日までの沖縄のパネル写真、日中戦争から太平洋戦争中、戦後にかけての宇治の住民の暮らしを活写した市歴史資料館の写真などを展示する。
 事務局長の足立恭子さんは「『憲法9条は戦争責任の償いから生まれたもの』を今回のテーマにしたい」と話す。
 入場無料。オープニングに続いてミニ朗読会を企画し、「宇治民話の会」がまとめた山城地域の戦争の話などを紹介する。午後6時から、沖縄戦に関連した映画上映もある。問い合わせは足立さん℡23‐0387まで。
 

つどいで展示する沖縄のパネル写真を掲げる実行委のメンバー
つどいで展示する沖縄のパネル写真を掲げる実行委のメンバー