源氏物語宇治十帖を披露 (宇治っ子朗読劇団☆Genji)


《城南新報2016年8月26日付紙面より》
 
 宇治っ子朗読劇団☆Genji(中村綾香団長)の第5期生は25日、宇治市役所1階市民交流ロビーで、堂々の初公演を行い、源氏物語宇治十帖の朗読で、約100人から大きな拍手を受けた。
 同劇団は公益財団法人・市文化センター(土屋炎理事長)の講座。5期生は今年6月に発足し、小学3年生から6年生までの12人(男子3人、女子9人)が参加しており、初めて中・高生のいない状況となった。
 源氏物語(全54帖)のラスト10帖は光源氏死後の話であり、舞台の中心が宇治であることから「宇治十帖」と呼ばれている。ストーリーは、源氏の息子・薫、孫・匂宮による女性の〝争奪戦〟。源氏の異母弟にあたる八宮の娘2人(姉・大君、妹・中君)を巡る物語が続き、次に中君の異母妹の浮舟を巡るもの。浮舟は薫、匂宮の求愛に耐えられなくなり、宇治川に身投げしたものの、命は助かり、出家する内容となっている。
 この日は短縮バージョンで朗読劇を披露。これまでは台本を読むだけだったが、一部は暗記して朗読したほか、「浮舟はこんな人」とイメージを膨らませ、自分なりの役づくりを行った。
 また、初めて生のピアノ演奏、3人による合唱が付き、平安装束に身を包んだ劇団員らが、生き生きと朗読。現代風にアレンジした言葉、ダジャレなども盛り込み、会場の人々を大いに楽しませた。
 今後、地元では10月15日の宇治田楽まつり、11月6日の宇治福祉まつりなどで公演を予定。最終の発表会は来年3月12日、文化センターで行う。
 

平安装束に身を包み、源氏物語宇治十帖を朗読した劇団員ら
平安装束に身を包み、源氏物語宇治十帖を朗読した劇団員ら