城陽・青谷の大梅「城州白」 1次審査を11点通過 (スイーツコンテスト)


《城南新報2016年10月12日付紙面より》
 
 城陽市・青谷梅林の特有品種・大梅『城州白(じょうしゅうはく)』の需要拡大に向けた「スイーツコンテストin城陽2016」の第1次審査が10日、文化パルク城陽で開かれた。「プロ」「一般」ともに力作ぞろい。今西仲雄副市長は「ブレークする商品を」と期待を寄せ、応募25点中、11点が11月3日(祝)の最終審査にコマを進めた。
 
 府内最大の青谷梅林(約20㌶)では、約50戸の生産農家が年間約120㌧のウメの実を生産。そのうち、約半分が大粒で香りが良いと評判の城州白で、梅酒・洋菓子・梅干し等の加工食品に重宝されている。
 しかし、農家の高齢化に対応する生産意欲の向上、国内での梅酒ブームの落ち着きなどにより、収穫した城州白が全て確実に出荷できる時代ではなくなり、市が販路拡大に乗り出しているほか、昨年度からプロらが商品開発を進め、既に4品が売り出されている。
 本格的な商品開発を目指し、今年度は人気の高いスイーツに注目。コンテストとして、アイデアを募った。最終的な応募はプロ6点、一般19点。市内外から寄せられた合計25点の作品について、第1次審査が行われた。
 審査員は専門家2人のほか、城陽和菓子振興会、城陽商工会議所女性会、JA京都やましろ城陽女性部加工部会、市観光協会、高校生(城陽高、西城陽高)、市担当者4人の12人。今西副市長は「市の人口は20年で1万人減。城陽の本当の魅力を創らないと、新名神高速道路が開通しても通過交通の街になる。ブレークする商品を」と挨拶した。
 審査基準は▼食味、外観、独創性に優れたものか▼城州白の特性(味・香り・固有性)を生かしたものか▼京都、城陽や青谷、城州白を絡めたストーリー性があるか▼商品化につながる可能性があるか…の4点で、各審査員が60点満点で審査。「もう一度食べたくなる味か」「城陽土産になりうる作品か」など細かい視点でチェックした。
 その結果、当初は「プロ」「一般」の各部門5点を最終審査にあげることにしていたが、プロ部門は「甲乙をつけがたい」として応募6点全てが第1次審査を通過。11月3日の最終審査では11点を審査するが、プロで最優秀賞、優秀賞を獲得した場合は、来春の「梅まつり」で販売できるよう商品化する。
 第1次審査を終え、鮫島孝宏・審査委員長(学校法人大和学園・京都製菓技術専門学校長)は「梅はレモンの酸味とは異なる酸味、旨味があり、他の食材との組み合わせが非常に難しい。副食材を入れ過ぎて城州白の味を台無しにしているものもあったが、逆にシンプルな方は味にまとまりや馴染みがあり、食べていて安心感があった。最終選考には、梅や副食材の特徴が上手くまとめている作品が選出された」と講評した。
 最終審査に残ったのは次の11点。
【プロの部】抹茶の練り梅、重ね古都、青谷の梅デニッシュ、ぷるるんどら焼き、大人のための梅菓子、うめジェラート
【一般の部】梅ゼリー、うめこめケーキ、城州白芳石、梅はんなりレアチーズタルト、城州白ましゅまろ
 

完成品を確認して「見た目」をチェックする審査員ら
完成品を確認して「見た目」をチェックする審査員ら