“絶景” 60㍍の白い水柱 クレストゲート点検放流 (天ヶ瀬ダム)


《城南新報2016年11月26日付紙面より》
 
 国交省近畿地方整備局淀川ダム統合管理事務所は25日、宇治市宇治金井戸の天ヶ瀬ダムで、非常用洪水吐(クレストゲート)の点検放流を行った。アーチ型のダムの堤の上部にある門から水が放たれ、人々が迫力ある白い水の柱に釘付けになった。
 クレストゲートは、大洪水時に主ゲートだけで放流し切れない場合に使用する。安全に全開・全閉ができるか稼働状況を確認する管理運転点検を年4回ほど行っているが、有水時に点検放流を実施するのは2010年以来6年ぶり。
 この日は午前10時ごろと午後2時30分ごろの2回、放流があり、高さ約60㍍に位置する4つの門から水しぶきが現れた。よりくっきりと白い柱が確認できた午後は、ダム下流の白虹橋でカメラのシャッターを切る人の姿もあった。
 同事務所によると、下流への影響のない範囲として、4門で最大毎秒5㌧の放流を約5分間行った。今回の点検でも設備に異常はなかったという。
 なお、点検以外でのクレストゲートの有水時の稼働は、台風で宇治川が増水、貯水の限界水位間近まで迫った2013年9月のみ。
 

クレストゲートの点検放流で天ヶ瀬ダムに現れた4本の白い水柱
クレストゲートの点検放流で天ヶ瀬ダムに現れた4本の白い水柱