アベック金賞目指す 立命館宇治中学・高校バトントワリング部


《城南新報2016年12月8日付紙面より》
 
 宇治市広野町の立命館宇治中学・高校バトントワリング部が10日(土)、千葉県幕張メッセで開かれる第44回全国大会でアベック金賞を狙う。受賞すれば、中学は通算9回目、高校は4年連続4回目となる。そろっての快挙を成し遂げよう―と、部員たちが、大会当日のシミュレーションを含む最終練習に励み、パフォーマンスの完成度を高めている。
 

「マリオネット操り人形」をテーマに、9回目の全国金賞を狙う中学チーム
「マリオネット操り人形」をテーマに、9回目の全国金賞を狙う中学チーム

 全国屈指の強豪として知られる同部は、文武両道をモットーにする校内部活の中でも、豊富な練習量を誇る。志や憧れを胸に抱き、6年間一貫して取り組む生徒がほとんどだという。
 未経験で入部する生徒が大半も、前身の宇治高校でソフト部を全国制覇するまでに引き上げた谷口玲子顧問、立命館大学OGで、校外でのバトン指導も行う村木侑子コーチ、中学担当の山本瑞絵顧問が、技術・精神面で献身サポート。部員たちは、挨拶など基本から万事徹底に努める。
 立命館大学でバトン部を創設し、シルク・ドゥ・ソレイユに出演、バトン芸術の世界を広げる稲垣正司さんが、谷口顧問を口説き、2004年創部。名門の系譜に連なる村木コーチが、6学年にまたがる生徒に編曲・振り付けし、技術指導を担当。
 毎年3月からその年のオリジナルテーマに取り組み、今年も9月府大会、11月関西大会で中高ともに金賞を受賞し、全国へ。中学(上田帆夏主将、31人)「Marionetto・操り人形が踊る刻(とき)」(約3分)、高校(安東佳子主将、29人)「火山に咲く花・火の女神ペレの残したもの」(約3分半)の題で、メッセージ性が強い世界を表現。鐘の音を合図に人形たちが意思を示す姿に、現代人が自由に生きられているか―を問うものと、噴火のあとに新たな生命が誕生し、広がる様子が描かれる。
 一糸乱れぬ演技を求める部員たちが、本番当日のリハーサルや、バトンを手にしない時間などの流れも想定したリハーサルを繰り返す。
 村木コーチは「レベルアップしているし、自信を持って、トップを目指す。最後にみんなが笑顔になれる演技をしてほしい」と期待。谷口顧問も「しっかりと作品のイメージを膨らませ、とらえている。メンタル面で成長した上級生が、下級生の面倒をみて、良いチームに仕上がった」と、鼻息荒い。
 なお、中学は15校中4番目、高校は44校中最終の出演順で栄冠に挑む。
 

「火山に咲く花」をテーマに、4年連続全国金賞を目指す高校チーム
「火山に咲く花」をテーマに、4年連続全国金賞を目指す高校チーム