『酒粕詰め祭』に挑戦を 1回500円、頑張れば2㌔… (城陽酒造㈱)


《城南新報2017年1月13日付紙面より》
 
 府南部ではこの週末、今季一番の寒波が襲来、厳しい冷え込みとなることが予想される。地元唯一の造り酒屋、城陽酒造㈱(島本稔大代表取締役)=城陽市奈島久保野=では近年、原酒を搾った後にできる「酒粕」が大人気。「城陽酒造を知ってもらうきっかけに」と、あす14日(土)から延べ4日間限定で『酒粕詰め祭』を初企画した。同社には普通酒から大吟醸まで3種の酒粕があるが「搾り立てのものを使用するため、どれが当たるかも、お楽しみ」といい、その反響に注目が集まる。
 
 テレビの情報番組で「アミノ酸やビタミンが豊富な上質の発酵食品」と紹介されたことをきっかけに、酒粕人気に火が付き、同社でも新酒の仕込みが本格化した昨年11月末ごろから「酒粕はありますか」との問い合わせが寄せられている。
 特に府内産米、豊富な地下水を利用したこだわりの清酒づくりを貫く城陽酒造は、もろみを搾る時の圧力を下げて、お酒の質を上げていることから「スーパーで売っている酒粕よりも、しっとりしていておいしい」と評判が高い。
 そのうえ、島本社長によると「最近、酒粕に砂糖を付けて、そのまま焼いて食べる若者もいる」と、戦後のおやつ不足の時代の食べ方が復活したような流行も。
 そのような状況を受けて、同社は今シーズンから『酒粕詰め祭』との新企画を打ち出し、あす14日(土)、28日(土)と2月4日(土)、18日(土)の延べ4日間、午前9時30分~11時と午後1時30分~3時に開催することを決めた。
 「頑張れば2㌔は入る」との触れ込みで、来場を呼び掛けている『酒粕詰め祭』は同社内のプレハブ(作業場内)で実施。1回500円支払えば、1分間の制限時間内ならビニール袋=縦30㌢・横20㌢=に酒粕が詰め放題。「酒粕や甘酒を調理する人なら、できるだけ細かく砕いて詰めれば、たくさんの酒粕がゲットできる」といい、袋からこぼれなければ山盛りも可。衛生面も徹底され、参加者には、ヘアキャップ、ビニールの手袋、持ち帰り用の袋が用意される。
 詰め放題だからと言って、あまり意気込む必要はなし。普通に詰めても1・5㌔ぐらいは入り、お得感は得られる。
 酒粕の同社価格は「普通酒」で405円、「吟醸酒」で435円、「大吟醸酒」で540円(各500㌘入り・税込み)。
 島本社長は「どれぐらいの方が来ていただけるか、想像がつかない状況ですが、まず14日は開催時間内に来ていただいて無くなることのないよう酒粕を確保します」と話す。
 このほか、年明けから同店直売所で2000円(税抜き)以上の酒類を購入した人に、酒粕(200㌘)をプレゼントする新サービスも開始。酒好きの人はこの機会に、同社に足を運んでみては。
 駐車スペースが限られており「酒粕詰め祭に来場の際は、JR奈良線・山城青谷駅から徒歩(約2分)で」と呼び掛けており、詳しい問い合わせは同社℡52‐0003まで。日祝日は休み。
 

やってみれば、意外と楽しめる酒粕詰め放題
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