「ヨーカドー六地蔵店」閉店 最終日は1万7000人が来店


《城南新報2017年2月21日付紙面より》
 

閉店後、店舗前で挨拶する小平店長
閉店後、店舗前で挨拶する小平店長

 イトーヨーカドー六地蔵店(小平桂店長)が19日、閉店した。
 1998年2月20日に開店し、この日まで足かけ20年、6940日間、地域住民に愛されてきた同店。宇治市の北の玄関口に位置し、市民のみならず、京都市民を含め大勢が利用してきたが、厳しい経営状態に陥り、整理対象となった。
 最終日は通常の約3倍となる約1万7000人が来店し、レジには長蛇の列ができた。「チャチャ王国のおうじちゃま」が3回登場したほか、円形広場では閉店間際に「ママさんブラスUJI」が4曲を演奏し、子供たちは「恋ダンス」を披露。六地蔵地域の2商店街を掲載した『六地蔵手帖』も配布され、ヨーカドーの代わりとして地域住民に利用を促した。
 買い物客らは「残念」「ありがとう」などと従業員に声を掛け、中には従業員とともに涙する人も…。近所の60代主婦は「これからの買い物が心配」と不安を口にした。
 午後8時に閉店した後、同店の平面を活用し、感謝の気持ちを表現するプロジェクションマッピングを投影。挨拶に立った小平店長は「従業員含めて断腸の思い。みなさん、お店を支えて頂き、ご愛顧頂き本当にありがとうございました。温かい言葉、叱咤激励は心の支えだった。いずれ、この地に戻ってくる決意を新たにしている。しかし、時間を頂きたい。必ず力をつけて、みなさんの前に出ていきたい」と宇治に戻ってくる意気込みを示し、感謝の言葉とした。
 最後は小平店長ら従業員が頭を下げる中、店舗シャッターが下り、大きな拍手に包まれた。
 なお、跡地は売却される方針。市は昨年末、商業施設(食料品、日用品等)や宿泊施設の誘致などを求める要望書を提出している。
 

六地蔵店の最終日に詰めかけた大勢の買い物客ら
六地蔵店の最終日に詰めかけた大勢の買い物客ら

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