旧山田家住宅公開 地域挙げて「桜のつどい」も


《城南新報2017年3月29日付紙面より》
 
 久御山町の東一口地区で、国登録有形文化財・旧山田家住宅の公開と「桜のつどい」が2日(日)に行われる。町はこの日から同住宅の一般公開を始める。つどいは住民が企画。2つの催しが春の休日を盛り上げる。
 
 旧山田家住宅は、巨椋池の漁業権を取りまとめ、御牧郡13カ村を統括した大庄屋の邸宅。江戸時代後期の重厚な長屋門や主屋、長塀が登録有形文化財。町が2013年に当時の当主から寄贈を受け、管理している。
 町は15・16両年度で、老朽化が目立っていた長屋門や長塀などを本格的に修理。巨椋池の歴史や地域の文化を町内外に広く伝える目的で、今春から定期開館する。
 2日は関係者らによる式典を催し、午前10時からテープカットや内覧会などを行う。午前11時から午後3時まで一般向けに無料公開。記念行事として地元の「東一口のふるさとを学ぶ会」による餅つき、茶道サークルの抹茶席などがある。
 なお、無料公開は翌3日(月)~9日(日)午前9時から正午に引き続き行う。各日先着100人に記念品を贈呈。17年度いっぱい町民は入館無料とする。
 一方、桜のつどいは「京都の自然200選」の一つで桜の名所として知られる前川堤が会場。前川桜並木愛護会(山田清文会長)が主催し、旧山田家住宅を望む前川橋の上流側、左岸にコーナーを設ける。焼きそばやフランクフルト、おでん、綿菓子、当て物、みたらし団子などの模擬店を開く予定。地域挙げての催しで、例年、子供から高齢者まで大勢の人々でにぎわう。雨天決行。
 今年は3月の気温上昇が鈍い影響か、前川堤の桜はつぼみの状態。花見シーズンに向けて、地元では前川橋に提灯を飾りつけるなど着々と準備を整え、開花を心待ちにしている。
 

提灯が掲げられた前川橋(後方が旧山田家住宅)
提灯が掲げられた前川橋(後方が旧山田家住宅)