拳四朗、世界戦決定! 5月20日東京・有明で大一番


《城南新報2017年4月4日付紙面より》
 
 城陽市在住で、宇治市にあるBMBボクシングジムで心身の鍛錬にあたるプロボクサー・拳四朗(25)の世界タイトル挑戦が3日、正式に決まった。舞台は5月20日(土)、有明コロシアム。相手はWBC世界ライトフライ級王者のガニガン・ロペス(35)=メキシコ。当日はロンドン五輪金メダリストの村田諒太(31)=WBA世界ミドル級2位、比嘉大吾(21)=WBC世界フライ級1位も、王者に挑む『トリプル世界タイトルマッチ』となる。
 
 地元期待の拳四朗(本名・寺地拳四朗)は、城陽市立久世小、東城陽中から奈良朱雀高、関西大学を経て、2014年3月にプロ転向。東京国体優勝など数々のアマ時代の栄冠を引っ提げて、プロの世界で破竹の勢いで勝利を積み重ね、15年12月に日本タイトル、16年8月には東洋太平洋タイトルを獲得。プロ9戦9勝(5KO)と、無敗のまま、世界タイトルに挑戦することが決まった。
 3日、東京都内のホテルで開かれた会見で拳四朗は「トリプル世界戦の先陣だけに、自分がまず勝って勢いを付けたい。いただいたチャンスなので必ずものにしたい。相手は足を使ってくるので負けないように動き、ジャブをバシバシ当てて圧勝したい。絶対、チャンピオンになります」と力強く決意を述べた。
 王者のガニガン・ロペスは昨年3月、京都市の「島津アリーナ京都」で、元王者の木村悠を判定で下し、世界タイトル奪取。同7月には、メキシコシティで同級1位のジョナサン・タコニング(フィリピン)と指名試合を行い、同じく判定で勝利し、初防衛に成功した。
 ロペスのプロ戦績は34試合28勝(17KO)6敗。手数の多さと左フックを得意とするベテランボクサー。ただ、拳四朗も試合を重ねるたびにパワーを増し、徹底したフィジカルトレーニングで、体幹強化に努めた成果が着実に表れてきている。ボクシングスタイルは、得意の左ジャブで着実にポイントを重ね、好機には右ストレートで相手をリングに沈めるパターンを信条とし、地元ファンを熱狂の渦に巻き込む試合が続いている。
 5月20日、有明コロシアムでのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(12R)では、若い拳四朗の勢いと、経験豊富なロペスの激しい攻防に注目したい。
 なお、父親でBMBボクシングジム会長の寺地永さん(52)は元東洋太平洋ライトヘビー級王者。拳四朗の世界奪取は父子の悲願でもある。
 拳四朗の世界タイトル初挑戦が決まり、次のようなコメントが寄せられた。
【奥田敏晴・城陽市長】
 何としても世界チャンピオンになってもらいたい。拳四朗くんは、まちの誇り。活躍してもらえれば新名神や東部丘陵地、新市街地整備など活気ある城陽のまちづくりに一層、拍車がかかる。期待しています。
【石田實・拳四朗後援会長】
 地元の後援会として待ちに待った世界戦。拳四朗くんの力強いパンチで必ずや相手(ガニガン・ロペス選手)を倒してくれるものと確信しております。試合当日は、後援会の総力を挙げ、東京の地で全力応援したい。
 

まさに親子鷹…父・永さんとともに、世界タイトルを目指す拳四朗
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