桜の下で田植えの準備


《城南新報2017年4月15日付紙面より》
 
 ここ宇治田原町では、まだまだ「ソメイヨシノ」が見頃。春爛漫の花模様となっているが、そのかたわらでは早くも田植えの準備が始まり、張られた水の上で桜の花びらが揺れている。
 日本緑茶発祥の地である同町では、5月の製茶シーズンを前に田植えを済ませてしまう農家がほとんど。
 植えられるのは、大部分がJA京都やましろで一括育成された緑化苗で、品種はキヌヒカリが主流。9月上旬には稲刈りが行われる。
 また、近年は高齢化や人手不足などの影響で、田植えから管理までを委託する農家も多く、山沿いの水田では、シカに苗を食われないよう電気柵が張り巡らされるなど、のどかな田園風景も、ちょっぴり様変わりを見せている。
 そんな中、南地区の犬打川にかかる「名村橋」近くでは、散り初めの桜が水田を囲んでおり、春と初夏が合わさった彩り。まもなくピンクに染まる水田に、鮮やかな緑の苗が植えられる。