京都府域南北140㌔高速道で直結 新名神「城陽~八幡京田辺」


《城南新報2017年4月28日付紙面より》
 
 新名神高速道路の京都府域初ルートとなる「城陽~八幡京田辺」(3・5㌔)がいよいよ30日(日)午後3時に開通する。この区間が一般供用されると、府北部の京丹後大宮ICから府南部の木津ICまで約140㌔が高速道ネットワークでつながることになり、交通渋滞の解消や物流の効率化が図れる。さらに、災害対応の迅速化、府域全体の観光・産業振興に拍車がかかるものと期待される。
 
 新名神は、愛知県名古屋市を起点に兵庫県神戸市までの全長174㌔の国幹道路。このうち、NEXCO西日本(石塚由成社長・大阪市北区)が整備、管理するのは滋賀県域から西の約110㌔。そのうち、甲賀土山IC~草津JCT間の約30㌔はすでに供用開始されており、現在は大津JCT~神戸JCTまでの約80㌔で建設工事が進められている。
 今回開通する「城陽~八幡京田辺」は、城陽市金尾の『城陽JCT・IC』から木津川橋を経て、八幡市美濃山の『八幡京田辺JCT・IC』までの約3・5㌔。この間が供用されると、京都府北部の『京丹後大宮IC』から山陰近畿道、京都縦貫、第2京阪、新名神、京奈和自動車道を経て、府南部の『木津IC』までの延長約140㌔が背骨のように高速道路で結ばれることになる。
 片側2車線で暫定整備された「城陽~八幡京田辺」は、2011年11月に着工。工事は、神戸市北区などでの事故を受けて2度ストップするアクシデントに見舞われたが、NEXCO西日本は最大限、作業の効率化に努め、5年半で完成。山田啓二知事の要望に応える形で、『お茶の京都』ターゲットイヤー幕開けに大きく遅れることなく「4月中の開通」を実現させる。
 区間内には、全国初という直近の道路状況をドライバーに伝えるLED式『路側情報板』を上下線1カ所ずつに設置。高架部の道路照明は、車がポールに衝突すると、損傷して落下する危険性があるため、壁高欄に直接、取り付ける低位置とするなど安全性を重視した構造とする。
 「城陽~八幡京田辺」の事業費は、NEXCO西日本と高速道路機構が債務返済協定を締結した1090億円。開通後の維持管理費も含め、国の予算(税金)は投じられず全額、通行料金で賄われる。
 30日(日)午後3時の「城陽~八幡京田辺」開通後は、城陽市内から八幡京田辺JCTを経て、第2京阪道路から関空方面へのアクセスも便利になる。
 なお、「城陽~八幡京田辺」間の通行料金は▼軽自動車=250円▼普通車=270円▼中型車=300円▼大型車=350円▼特大車=470円。ETC割引の適用あり。
 

新名神高速道路城陽JCTの分岐点(京奈和自動車道は右、城陽ICは左へ)
新名神高速道路城陽JCTの分岐点(京奈和自動車道は右、城陽ICは左へ)