宇治の寺院 花盛りのGW


《城南新報2017年5月3日付紙面より》
 
 宇治市内の寺院で、季節の花が見頃に差し掛かっている。間もなく最盛期を迎える品種もあり、GW(ゴールデンウイーク)を華やかに彩ってくれそうだ。
 
◆◆鳳凰堂背景に名物フジ開花(平等院)◆◆
 
 宇治蓮華の平等院では藤原氏の家紋でもあるフジの花が7分咲きとなり、見頃を迎えた。フジ棚の周囲は清楚な薄紫色の花を楽しむ拝観者でにぎわい、花房が薫風に揺れる。
 平等院のフジは樹齢280年以上。鳳凰堂北側にある高さ2㍍のフジ棚に4株ある。繊細な古木であるため、囲って管理されている。
 花房は2日現在で60~90㌢ほどに伸びた。フジ棚では約1万5000もの花芽が頭上から降り注ぐように垂れ下がっており、国内外の拝観者がカメラやスマートフォンで記念撮影をしたり、独特のかぐわしい香りを楽しんでいる。
 同院によると、今年の開花は例年より1週間ほど遅く、7日(日)まで楽しめそう。それ以降は、樹勢保護のため剪定することがあるという。開花情報は同院ホームページで紹介している。問い合わせは同院℡21‐2861へ。
 

鳳凰堂を背景に清楚に開花したフジ(平等院)
鳳凰堂を背景に清楚に開花したフジ(平等院)

◆◆ツツジとシャクナゲ、境内に絵巻(三室戸寺)◆◆
 
 「花の寺」として知られる宇治市菟道滋賀谷の三室戸寺(伊丹光恭住職)では、ツツジ・シャクナゲ園が開かれている。紫やピンク、白の可憐な花びらが境内に咲き誇り、参拝客を魅了している。
 霧島ツツジ、久留米ツツジなど品種ものは満開。関西屈指の2万株を誇る平戸ツツジは2日現在で5分咲き、ゴールデンウイーク後半に最盛期を迎えそうだ。境内では1000株のシャクナゲも見頃となった。
 晴天に恵まれた2日も各地から大勢の人々が足を運び、周辺の山並の新緑と境内の丘陵地一面に広がる花の絵巻に見入っていた。
 ツツジ・シャクナゲ園は14日(日)まで。開園時間は午前8時30分から午後4時30分。要入山料。問い合わせは同寺℡21‐2067へ。
 

可憐な姿で人々を魅了するツツジ(三室戸寺)
可憐な姿で人々を魅了するツツジ(三室戸寺)