まちに広がれ「緑のカーテン」 ゴーヤ苗配布10年目 (城陽市)


《城南新報2017年5月14日付紙面より》
 
 つる性植物を使った「グリーンカーテン(緑のカーテン)」を普及させようと、城陽市が市民向けに取り組んでいるゴーヤ苗の無料配布が、今年で10年目を迎えた。リピーターの多い人気事業で、市民協働で取り組む地球温暖化防止に暮らしの身近な場所から一役買っている。
 
 事業は、地球温暖化対策や緑化啓発などが目的。市は緑のカーテンの普及へ2008年から教室を開催、ゴーヤ苗の育て方をアドバイスし、参加者に苗を配ってきた。
 教室は当初100人で募集していたが、市民の反響を受けて次年度は2倍の200人に拡大した。教室を複数年開催し、緑のカーテンの作り方は市民に一定浸透したため、ここ最近はゴーヤ苗を配布するスタイルに変えた。
 配布する苗は、府立木津高校システム園芸科の生徒たちが栽培したもの。「よく育つ」と好評で、無料配布に申し込む市民の8割はリピーターという。
 人気の高まりを受けて、今年度は配布枠を前年より50増の450世帯に拡大し、広報じょうようで希望を募った。13日に市立福祉センターで1世帯当たり3苗配布し、ぐずついた天気にもかかわらず、事前に申し込みをした市民が午前10時の開始から次々に訪れた。
 同市富野の谷口妙子さん(70)は「立派な苗をいただけるのでありがたい。ガレージの西日除けに、今年も頑張ってグリーンカーテンをつくりたい」と話していた。
 緑のカーテンは、窓やベランダのネットにはわせたゴーヤやアサガオ、ヘチマなどの苗が日差しを遮り、葉の蒸散作用も相まった〝天然のクーラー〟が、温暖化防止につながる省エネ効果をもたらす。夏場に向けて、緑のカーテンの主役となるゴーヤの苗の植え付けは今からが最適な時期。
 

ゴーヤ苗を受け取る市民ら(福祉センター)
ゴーヤ苗を受け取る市民ら(福祉センター)