新緑の「茶畑カフェ」も 宗円生家で新茶まつり


《城南新報2017年5月16日付紙面より》
 
 日本緑茶の祖―永谷宗円の生家(宇治田原町湯屋谷)で14日、『新茶まつり』が催され、凛とした空気の中に茶文化の香りが漂った。
 地域資源を再認識し、住民らの手で発信しようと9年前に設立された「湯屋谷宗円さんの里づくり会」(谷村稔会長)が主催、永谷宗圓翁顕彰会が協賛する体験イベント。
 この日は西谷信夫町長らも訪れ、生家敷地内の茶園で参加者と一緒に手摘みしたほか、自宅でもできる手軽な製茶方法も伝授し、新芽をレンジで蒸してホットプレートで乾燥させながら加工した。
 また、「美味しい茶は食べても旨い」と、生葉をレンジで1分、刻んで塩をまぶし、ご飯に混ぜ込む「茶飯」も好評。京田辺市立三山木小学校6年生の清水優太くんも「ちょっと苦いけど美味しい」と一気に頬張り、「緑がめっちゃあって気持ちいい」という生家でお父さん、お母さんと一緒に新緑の息吹を摘み取った。
 一方、生家では永谷家に伝わる焙炉(ほいろ)跡を見学し、宗円の足跡を紹介したビデオも鑑賞。歩いて約25分の大福茶園では山口武さんが茶畑カフェ「武ちゃん」をオープンし、当初の定員を上回る約60人が新茶と茶団子を味わった。