学力の総合的向上へ放課後支援 まなび教室スタート (平盛小)


《城南新報2017年5月18日付紙面より》
 
 宇治市立平盛小学校(原田繁校長、195人)で、児童の学習習慣の定着を目指して今年度から「放課後まなび(宿題)教室」が本格始動した。児童らが集中して取り組める環境で、必要に応じて指導を受けながら、宿題を解く。新たな取り組みで基礎学力や生活習慣、学習意欲、規範意識を含めた「学力」の総合的な向上を図る。
 
 平盛小学校校長・教頭・教務主任、育友会長、地元の連合自治会、安全管理委員会会長、校区の南宇治中学校長の7人でつくる運営協議会が、今年1月から試行し、4月下旬にスタートさせた。
 放課後補習とは異なり、宿題に特化し、帰宅後に家庭学習に取り組むことが苦手な児童の学習習慣の定着を図る。文部科学省や府、市の補助で机・いす各20脚、パーテーションなどを購入し、少人数指導で使ってきた教室を「まなび(宿題)教室」用に整備した。
 教育活動推進員や教育活動サポーターの元小学校教諭2人と、教職志望の大学院生1人が交代で詰め、各学級で出された宿題の指導を担当。学年によって指導曜日を変え、授業日の放課後に行う。指導時間は45分。2~6年生計25人が参加している。
 教室内をパーテーションで4区画に仕切り、個別で宿題に取り組みやすいよう壁や窓向けに机を配した。また、上履きを脱いで入室することで気持ちの切り替えを促す。
 17日に運営協議会の今年度初会合があり、同校から取り組みを説明した。宿題の音読を家庭で聞いてもらうこと難しくても、教室では丁寧に聞くことができるなど利点も紹介。教務主任から「『波に乗りつつある、乗ったかな』という感じ」と説明した。
 連合自治会は「小学校が変わった」ことでの地域の好効果に触れ「保護者だけでなく地域にも発信を」と呼び掛けた。安心し、落ち着いて宿題ができるための工夫を評価し「いろいろな工夫を入れて続けてほしい」との声もあった。
 まなび教室は、自主学習の重要性が増す中学生期も見通す。原田校長は「試行錯誤し、実態に合わせて歩みながら考えていきたい」と話した。
 

「放課後まなび(宿題)教室」で丁寧にアドバイス
「放課後まなび(宿題)教室」で丁寧にアドバイス

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