境内に風流茶席ずらり 全国煎茶道大会 (黄檗山萬福寺)


《城南新報2017年5月18日付紙面より》
 
 江戸時代に隠元禅師が開き、煎茶中興の祖・売茶翁(ばいさおう)も足繁く入山した黄檗山萬福寺で20日(土)・21日(日)の2日間、第62回全国煎茶道大会が開かれる。一般社団法人全日本煎茶道連盟(38流派)主催で、境内一帯に広がる台湾の友好団体を含む各流派の茶席を楽しむことができる。
 国内最大級の茶会で、連盟創立以来続くもの。メーンの全国煎茶道大会には、例年海外からゲストもあり、国際交流も盛んで華やか。今年も、台湾の団体を含む22流派が境内各所で茶席を開く(20日13席・21日9席。両日とも午前9時~午後3時まで受付)。
 地元園児らを招く「親子茶席」も初日に開かれ、本堂前で2回に分けた40組が、光輝流家元・佐々木竹山宗匠の指導のもと作法と風味を体験する。
 最もフォーマルな「献茶」は、日ごろ立ち入ることができない本堂前月台(げったい)で両日とも午前11時から。20日は黄檗弘風流家元・高鳥真堂宗匠、21日は松風流家元・宝島三宝宗匠がお点前を披露する。
 黄檗売茶流家元・中澤弘幸宗匠による「茶具塚献茶」は、21日午前10時から有声軒前で営まれ、売茶翁の法要も執り行う。
 また、黄龍閣別館2階では、第31回日本煎茶工芸展を同時開催。煎茶文化に欠かせない陶磁器、漆芸など文科大臣賞受賞作をはじめ約90点を並べる。
 さらに、両日とも「お茶の京都」イベントである「宇治茶BAR」が三門近くで開かれ、300円(茶菓子付き)で玉露や煎茶を接待してもらえる。
 午前9時~午後3時(拝観受付は4時30分まで)。入山料、茶席3席分、工芸展入場料、記念品(扇子)がセットになった当日券6500円を各日50枚限定販売。問い合わせは、同連盟℡32‐1368まで。
 

開放的な屋外茶席で一服を堪能する(昨年の大会から)
開放的な屋外茶席で一服を堪能する(昨年の大会から)

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