「宗円」偲び “お茶漬け” 給食


《城南新報2017年5月18日付紙面より》
 
 緑茶製法を発明した郷土の偉人・永谷宗円(1681~1778年)の功績を偲(しの)ぼう…と、宇治田原町立2小学校で17日、「お茶漬け」給食があり5・6年生(計163人)が、さらさら~と口に運ぶ日本の味わいを満喫した。
 宗円翁を祖とする㈱永谷園は、看板商品「お茶漬け海苔」の発売60周年に当たる2012年、翁の命日(5月17日)を「お茶漬けの日」として、日本記念日協会に登録制定。これに呼応し、町の農商業者らが一昨年、学校給食での提供を企画した。
 今年も、町内有志で昨年立ち上げた「宇治田原を食べつくすプロジェクト」を中心に茶業青年会、茶盛組合のメンバーらが法被姿で協力し、収穫されたばかりの地元産煎茶を急須から児童のお茶碗に注いで回った。
 この日のメニューは、鮭(さけ)ごはん、茶葉と桜えびのかき揚げ、はもボールのすまし汁、キュウリの「うじたわら漬け」と、デザートの茶団子、そして飲むヨーグルト。
 「家でも、ほうじ茶でお茶漬けをよく食べる。おかずはサケが好き」という中井陽登くん(田原小5年)は、鮭ごはんとの取り合わせにニッコリ。ほうじ茶とはまた違う煎茶が引き出す旨味に満足げな表情を浮かべた。
 また、㈱永谷園からは「日本茶800年の歴史散歩が日本遺産に登録され、今年は京都府南部を舞台に『お茶の京都博』が開催されるなど今、宗円翁が生まれ育った宇治田原町が注目を集めています。海外における和食ブームを背景に日本茶の輸出量が年々増加しており、国内外に日本の茶文化、お茶漬け文化を広める絶好の機会であると思います。5月17日という日をきっかけに宗円翁の偉業を一人でも多くの方に知っていただき、また後世に伝えていきたいという思いは貴町も弊社も同じです」とのコメントが寄せられている。
 

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