まちの魅力で元気づくり 山田知事と『ミーティング』


《城南新報2017年5月23日付紙面より》
 
 山田啓二知事と住民が意見交換する「知事と和(わ)ぃ和(わ)ぃミーティング」が22日、宇治田原町岩山のゲストハウス「MARU+JYU(マルジュウ)」で開かれた。府南部の地域振興策「お茶の京都」のターゲットイヤーに、産業振興や定住促進など「宇治田原町の元気づくり」を語り合い、町の魅力や課題を掘り下げた。
 
 同ミーティングは知事が府内各地に出向き、ざっくばらんに意見を交わす企画。府が主催し、今回で通算204回目、同町では2回目となる。
 意見交換には山田知事と西谷信夫町長、茶生産者の勝谷健士さん、下岡清富さん、㈱宇治田原製茶場取締役の安井徳重さん、㈱エフケイ専務の小久保佳津江さん、宇治田原工業団地管理組合専務理事の三木定久さん、観光ボランティアガイド団体「宇治田原いいとこ案内人の会」代表の中村俊機さん、震災ボランティア子育てサークル「ママ‘Sアクション」代表の林恵子さん、MARU+JYU宿主でお茶の京都博実行委員会委員の山本理文さんが出席した。
 茶業界からは宇治田原の土質の特長に満足する声があった。下岡さんは「大臣賞がもらえたのは宇治田原が良い土だから。宇治田原らしい茶づくりがしたい」などと話した。
 工業界では製氷の話から、知事は「『京都の水』は戦略的商品になる」とうなずいた。
 また、交流人口増加をにらみ「新名神の通過点ではなく『目的地』にしたい」との思いも出席者で共有した。
 「宇治田原の良さは『人』」と話す林さんは、町内の児童の将来なりたい職業で「お茶屋さん」人気が高いことを説明。他地域から転入し、同町で子育てをしてきた自身が触れた地域の温かさやサークルの活動を紹介し「子供たちは宇治田原に根付いて育っている。親も一緒に育たないと。みんなのつなぎ役になれたら」と先を見据えた。
 各方面からの活発な意見に対し、山田知事は「ターゲットイヤーは〝結団式〟。今になって『海の京都』の効果を実感している。お茶の京都も楽しみ」と期待し、お茶と工業とのコラボレーションによる相乗効果も思い描いた。
 西谷町長は「お茶の京都の『この1年』ではなく、この1年からスタート。新名神が全線開通してからでは遅い。この数年が勝負の気持ちで、オール宇治田原で今後のまちづくりに取り組みたい」とした。
 

ミーティングで山田知事と意見を交わす出席者たち
ミーティングで山田知事と意見を交わす出席者たち