14年ぶり「プラネ結婚式」 生まれた日の夜空再現 (文化パルク城陽)


《城南新報2017年6月4日付紙面より》
 

 「見るだけでなく、使うプラネ」を合言葉に、にぎわい創出を目指している文化パルク西館4階にあるプラネタリウム。その象徴的イベント、何と2003年度以来14年ぶりとなるプラネ結婚式が3日挙行され、両家親族に加え、一般来館者も参列する中、満天の星空の下、新郎・新婦が生涯忘れることのできない門出を迎えた。
 

厳粛な雰囲気のプラネ挙式…新郎・直志さんが新婦・民子さんを迎える
厳粛な雰囲気のプラネ挙式…新郎・直志さんが新婦・民子さんを迎える

 文パルのプラネは、京都府内最大、関西でも3番目のスケールという直径23㍍のドームスクリーンを有し、土日祝日や学校の長期休暇中の定時投映や平日の団体投映(20人以上・要予約)、幼児から高校生までを対象とする学習に活用されている。
 指定管理者の公益財団法人城陽市民余暇活動センター(安藤洋二理事長)では、さらなる利用者増を図るべく、活性化策を展開中。これまでの「星空コンサート」や「絵本の読み聞かせ」、「熟睡プラ寝たリウム」に加え、㈲アミィプロモーション(千城明美代表取締役)=長岡京市天神=と連携して、03年度から途絶えていた「プラネ・ウエディング」の企画を進めていた。
 そのタイミングとピッタリ合う形で、地元の寺田中大小にある料理屋『だいや』の社員という新郎・上本直志さん(39)と新婦・藤本民子さん(31)の良縁が調(ととの)い、本人らも「ぜひ、お願いします」とトントン拍子に話は進んだという。
 上本・藤本両家親族に加え、「新聞を見て来た」という一般来館者を合わせて約50人が参列した挙式では、まずドーム内を真っ暗にして新郎、新婦の生い立ちを紹介する写真の数々を巨大スクリーンに映写。
 りりしいタキシードに身を包んだ新郎・直志さんが迎える中、純白のウエディングドレス姿の新婦・民子さんが父親とともに大拍手に迎えられて入場。2人は式台に立ち、誓いの言葉を述べたあと、両家父親を代表立会人に結婚証明書に署名。直志さんは優しく民子さんの顔の前のベールを取り除いて、誓いのキス、そして指輪の交換…と、永久に愛を誓い合う儀式が披露された。
 その後、再びドーム内を真っ暗にして新郎、新婦の生まれた日の夜空を映像で再現。直志さんが誕生した1978年2月24日は『木星・火星・土星・月が美しく並んで輝いていました』。民子さんが生まれた1986年1月11日は『ハレー彗星が地球から美しく見える夜でした』と紹介され、参列者の多くが、ため息交じりに感動した。
 プラネならではのロマンチックな挙式は、滞りなく進み、城陽市寺田に新居を構えるという2人に、インタビュー。プラネ挙式について「なんか不思議な感じもしましたが、生い立ちを紹介する写真が大きく、きれいに映し出してもらえてよかったです」と声をそろえた。
 理想の家庭像については「明るく楽しい、温かい雰囲気にしたいです」と幸せそうに語り、2人は新郎の職場である『だいや』での披露宴に向かった。
 

互いに署名した「結婚証明書」を参列者に見せる新郎・新婦
互いに署名した「結婚証明書」を参列者に見せる新郎・新婦