熱気の波還幸祭神輿巡行 宇治橋でも豪快「担ぎ上げ」


《城南新報2017年6月13日付紙面より》
 

 宇治神社の例祭として、神輿(みこし)が威勢よく中宇治を練り歩く「還幸祭」が11日に催され、先月の「おいで」神幸祭で宇治壱番の御旅所に奉納された祭神・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の分霊が本殿に戻された。
 御旅所に出向いた分霊は還幸祭までの1カ月、家内安全と無病息災を願う町衆と親しむとされ、地区を壱番から十番組(九は欠番)に分けて順に奉仕。
 より多くの市民に祭事を受け継ぐ気概を見てもらいたい…と2012年以降、それまでの挙行日「8日」に近い日曜に営んでいる。
 近年、神輿を担ぐ人員確保が難しくなる中、今年も京都神輿愛好会から118人のサポートを受け、八番組奉賛会(青木弘一会長)が約200人編成で巡行。
 午前11時に御旅所を出発し、都計道路から宇治橋西詰、県通りから本町通りを経て宇治市役所前、さらに西町からハローワーク前を回り、再び御旅所前から今度は宇治橋通りを東へと進んだ。
 途中、各所で「お練り」を披露。宇治橋も豪快に担ぎ上げて渡り、ふれ太鼓の「ドンドン、カッカッ」という軽快な響きを先頭に「ワッショイ」の掛け声が街中に響いた。
 そして、宇治山田の神社境内に到着すると、気合いを充満させて参道の階段を駆け上がり、本殿の周囲をグルリ、グルリと、揺れ動く波のように巡行。
 八番組と神社後援会である桐原会の関係者が並ぶ中、花房義久宮司が神事を執り行い、御神霊を納めた。