理科や野球で国際支援 日系社会ボランティア (青年海外 協力隊)


《城南新報2017年6月23日付紙面より》
 
 独立行政法人国際協力機構(JICA)ボランティア事業に参加する宇治市在住・在勤の男性2人が22日、任地国への出発を前に、市役所で山本正市長から激励を受けた。
 青年海外協力隊員の木幡中理科教諭、俣野知樹さん(29)=亀岡市=と、日系社会青年ボランティアの吉村英彰さん(34)=伊勢田町=。
 俣野さんはカンボジアのタケオ州に派遣される。小学生~高校生年代の理科教育に携わる予定。「国や市を代表して行く自覚を持ち、帰った時に何か還元できるようにしたい」と力を込める。前任者がいない地域、理科の実験器具の不足など困難があっても「さまざまな人への感謝の気持ちを忘れず、精いっぱい頑張りたい。苦労は覚悟の上」と話す。
 一方、吉村さんは南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの州都ラ・プラタ市で、野球指導者の育成などを担う。伊勢田ファイターズ、西宇治中、東海大仰星高、就職後も草野球で腕を鳴らした内野手。スポーツ愛好家としてサッカーW杯ブラジル大会に興味を持ったのをきっかけに南米、日系人に関心を抱き「移民の築いた歴史で日系社会ができた。先人の歴史に携われる人になりたい」と話す。南米好きが高じて以前も同事業に参加しており「前回の経験を生かして思い切り活動したい。東京五輪にもつながる活動になれば」と抱負。「現地の子供と野球を通じて思い出をつくりたい。不安よりも楽しみ」と笑みをこぼす。
 派遣期間は俣野さんが7月から2019年3月、吉村さんが今月から19年6月まで。山本市長は「日本と文化は違うが、健康に留意し、所期の目的を達成して。現地の人々と交流の輪を広げ、帰国後はさまざまな分野で経験を生かしてください」とエールを送った。
 

山本市長、JICA関係者と一緒に気合いを入れる俣野さん(右から2人目)と吉村さん(同4人目)
山本市長、JICA関係者と一緒に気合いを入れる俣野さん(右から2人目)と吉村さん(同4人目)

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