夢成就へ「転読大法要」 津軽三味線ライブも (心華寺)


《城南新報2017年7月4日付紙面より》
 

斯波住職が集まった氏子らに説法
斯波住職が集まった氏子らに説法

 「不滅の法灯」ご分灯の寺として知られる宇治市神明石塚の「心華寺」金港辯財天(斯波最誠住職)で2日、大般若六百巻「転読大法要」とチャリティーイベントが開かれ、釈迦堂を埋めた老若男女に慈愛と善意、感謝、笑顔の輪が広がった。
 西遊記で有名な三蔵法師が、驚異のお経として世界中に広めたという大般若経を素早く読み上げる時、生じる風にあたると、除災招福、無病息災、学業上達にご利益がある―とされる「転読法要」。
 この日も、たくさんの氏子らが訪れ、斯波住職はじめ、比叡山延暦寺より招いた導師ら7人による読経が響く中、さまざまな願いを込めて手を合わせ、加持を受けた。
 そして、斯波住職が「心を空に。1つの饅頭を1人で食べると1人の喜び。2人で食べると、2人が喜ぶことができる」などと説法を繰り広げ、一人ひとりに御仏のご加護を祈願した。
 また、ゲストの2代目高橋竹山(ちくざん)による「津軽三味線ライブ」では、東北民謡の合唱など魂揺さぶるステージを会場一体で展開した。東京都江戸川区出身で新潟県糸魚川市在住の竹山さんは、18歳で弟子入りした初代の後を継ぎ、襲名20周年の東京・大阪記念コンサートを成功させたばかり。
 まさに、心の琴線に触れる音色と節回しを遺憾なく披露し、演奏で足繁く訪れる被災地東北については「行くたびに悪化している。人々の気の持ちようが…」と伝え、思いの共有を願った。
 ほかに、境内では南天粥の接待、ビワキュー施術、星占い、抹茶と和菓子の無料接待などがあり、模擬店やバザーもにぎわった。
 なお、チャリティーイベントの収益金は「熊本地震復興支援」「盲導犬育成」に全額寄付される。
 

2代目高橋竹山が魂の三味をかき鳴らす
2代目高橋竹山が魂の三味をかき鳴らす