“注意” 小鹿かみ殺す野犬 集落で先月から3度目撃 体長1.5㍍…子供ら要警戒


《城南新報2017年7月15日付紙面より》
 
 野生の小鹿2匹をかみ殺した凶暴で大型の野犬が、宇治市白川で、3度目撃され、宇治署が注意を呼び掛けている。野犬はシェパードのような感じで、体長は約1・5㍍、体高は約80㌢。府山城北保健所が捕獲用の檻を設置したほか、菟道小学校、宇治中学校は児童・生徒に注意喚起している。
 

シカをかみ殺す凶暴な大型の野犬(宇治署提供)
シカをかみ殺す凶暴な大型の野犬(宇治署提供)

 
 最初の目撃は先月24日午後1時40分ごろ。市道宇治白川線(通称・立場林道)から集落に入った白川植田で小鹿を襲っていた。小鹿は首の骨を折られ即死。同署は周辺に注意喚起チラシを配布するとともに、菟道小は26日には下校時のパトロールを行った。
 同保健所は先月29日から、目撃地点の近くに捕獲用の檻を1つ設置。効果が見られないことから今月7日に撤去した。
 しかし、14日午前8時15分ごろ、宇治川ラインから入った白川川下で、再び小鹿をかみ殺している大型の野犬が目撃された。同署によると、体長が約1・5㍍、体高が約80㌢はあろうかというシェパード様で、1回目と同じ犬の可能性が高い。首輪は付けておらず、筋肉隆々とした体つきで、色合いは黒色をメーンに、腹や足は茶色となっている。
 菟道小では白川の児童に文書で注意喚起を行うとともに、午後1時過ぎの下校時にはパトロールを実施し、いつも通り保護者の迎えを受けた児童もいた。同署も「児童等を襲うおそれがある」として新チラシを作成し、住民らに周知。最初の目撃地点から1㌔程度離れていたことを考慮し、同保健所は新たな場所に捕獲用の檻を1つ設置した。しかし、夕方には朝の目撃地点付近で再び姿が確認され、緊張が高まった。
 近くには太陽が丘があるほか、夏休みも控え、小さな子供を持つ親は特に注意が必要。同署は「背丈の低い子供たちが鉢合わせするのが怖い。見かけたら近づかず、110番を」と呼び掛けている。
 なお、先月4日に宇治田原町の南地区で目撃された「ツキノワグマ」のような生き物に似てなくもない。
 
啓発する宇治署員とパトロールする菟道小教諭(14日午後1時30分頃)
啓発する宇治署員とパトロールする菟道小教諭(14日午後1時30分頃)

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