宇治田原の特使「願い深く」 長崎でピースフォーラム


《城南新報2017年8月11日付紙面より》
 

青少年ピースフォーラムが8・9日の両日、被爆地の長崎市内で開かれ、京都からは宇治田原町非核平和都市推進協議会(会長=西谷信夫町長)の平和友好特使として、維孝館中学校の生徒が参加。戦争の悲惨さ、核の恐ろしさを胸に深く刻んで帰郷した。
 平和祈念式典に合わせて、全国の自治体が派遣する使節団の青少年と長崎の小中高校・大学生ボランティアらが一緒に被爆の実相や平和の尊さについて学習し、交流を深めることで意識の高揚を図る取り組み。
 宇治田原の特使は、維中生徒会役員である中沢郁飛くん、上辻歩美さん、森岡葵くん、緒方莉奈さん、桒田悠翔くんの5人(3年生)で、初日は被爆体験講話に聞き入り、フィールドワークに出発。
 核爆弾が落とされた現場付近では、今も残る破壊された建造物を見て回り、住宅街と隣接する異様な景色に圧倒された。
 そして、夜には長﨑新聞文化ホールで他県の中高生らと意見交換。原爆忌の2日目は同市立桜馬場中学校で平和祈念集会に出席した。
 平和を通じた同校との交流は今年で節目の10回目。フォーラムに向けて宇治田原・田原小学校と維中の児童生徒が作成した折り鶴のタペストリー「平和への願い」を披露したほか、同町「平和のつどい」で住民らが折った鶴で描いた日本地図には「世界から戦争をなくし、世界中の人々が笑顔で暮らせますように」との思いを添えて掲示した。
【写真―フィールドワークを経て平和祈念集会で願いを託す平和友好特使】