やんたん灯りまつり 夏の風情満ちた地蔵盆 お茶の里~湯屋谷で


《城南新報2017年8月22日付紙面より》
 

境内で世相を風刺した文言が綴られた四角い灯籠を見つめる親子連れ
境内で世相を風刺した文言が綴られた四角い灯籠を見つめる親子連れ

 日本遺産に認定されたお茶の里…宇治田原町湯屋谷に伝わる夏の風物詩『灯籠張り』を新しい「あかり」で演出する『未来をともす・やんたん灯りまつり』が20日、長福寺一帯で開かれ、暗闇に浮かぶともしびと盆踊りを盛り上げる囃子の音色が夜空に吸い込まれた。
 夏野菜で作った干支を飾り、風刺句や祝い歌を書いた四角い灯籠(とうろう)を地元4つの谷ごとに長福寺に奉納する灯籠張り。江戸時代末期から続く地蔵盆行事を、より広く知ってもらおう―と、昨年企画された住民手づくりの祭りで、伝統の灯りと新しい灯りのコラボレーションが谷を彩った。
 境内では迫力満点の生演奏「江州音頭」で盆踊りが行われ、浴衣姿の3世代が櫓(やぐら)を囲んで艶やかに舞い、夜店もにぎわいをみせた。
 

やぐらを囲んだ踊り手がしなやかにリズムに乗った
やぐらを囲んだ踊り手がしなやかにリズムに乗った