ものがたり観光掘り下げる 「響け」シンポ&イベント (京都 文教大学)


《城南新報2017年8月23日付紙面より》
 
 京都文教大学=宇治市槇島町=で20日、ご当地舞台の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」に関連したシンポジウムとイベントが開かれた。
 府南部地域との共生を掲げる「ともいき」講座の第1回目で、「先人たちはいかにして源氏物語を楽しんできたか」をテーマに、宇治市での「ものがたり観光」の可能性を探った。
 はじめに、片山明久総合社会学部准教授がイントロダクションを展開し、コンテンツツーリズムの意味を問うとともに、この日のシンポジストらが「ものがたり観光研究会」結成の経緯を聴講者約40人に伝えた。
 基調講演に立った源氏物語ミュージアム学芸員の家塚智子さんは、学生時代にユーフォニアムを担当する吹奏楽部員だったこと、学生スタッフのシャツ背後にある「響け」ロゴへの憧れを明かして場を和ませると、源氏と「響け」の共通項として、「物語を読んでハマり、いろんなものを残したいとする思いは、昔も今も変わらない」と強調した。
 続くシンポでは、「響け」研究家の夷(えびす)さん、司会進行の山崎晶・総合社会学部准教授、市観光協会の多田重光専務理事、市商工観光課の柯(おののえ)慈樹課長が登壇。「響けユーフォ」がTV放映開始当初から「(SNSなどでのアクセス数が他と比べ)桁が違う注目ぶりだった」などと再確認し、ポピュラーカルチャーの新旧比較などを繰り広げ、今後へ思いを馳せた。
 また、学生プロジェクト主催「響け!みんなのお楽しみ会」も開かれ、フリーキャンパス開催の学内でコンサートやスタンプラリーを繰り広げた。
 

ともいき講座で家塚さんが基調講演した
ともいき講座で家塚さんが基調講演した