都計道路 塚本深谷線ついに開通 中心部貫く「新・東西軸」


《城南新報2017年8月27日付紙面より》
 
 城陽市の国道24号(寺田塚本)と府道城陽宇治線(寺田垣内後)を貫く新たな東西軸・都市計画道路「塚本深谷線」がついに開通した。1981年3月の都市計画決定から約36年、2009年1月の事業認可から約8年の歳月を費やした市の一大交通網整備。まちの中心部から新市街地へ一直線にアクセスできる幹線道路が完成したことにより、近鉄寺田駅・久津川駅周辺の交通渋滞緩和が期待される。
 

真新しい「塚本深谷線」上でテープカットする奥田市長ら
真新しい「塚本深谷線」上でテープカットする奥田市長ら

 市の都市計画道路「塚本深谷線」は、寺田塚本の国道24号から寺田深谷の友が丘バス停前まで総延長2640㍍を区間とする。そのうち、今回整備されたのは国道24号と府道城陽宇治線を結ぶ1350㍍。新市街地への進出企業の操業を前に、交通需要の高まりを見越して、市は優先区間として施工した。
 道路構造は、総幅員16㍍に片側1車線の車道と、両側4・5㍍のゆったり歩道が整備されている。
 脆弱だった市内の東西路線の強化で、近鉄寺田駅前を通る府道内里城陽線や久津川駅前の府道八幡城陽線の慢性的な渋滞緩和が期待される。
 これまでの事業経過を振り返ると、2010年度から100戸を超える地権者や地域住民らに事業説明を行い、14年度から工事に本格着手。約47億円(国補助金11億1700万円、起債35億7000万円、残りは一般財源など)をかけて完成にこぎ着けた。
 市太鼓連盟「鼓娘」(安藤佳子代表)によるオープニング演奏で幕を開けた寺田西小学校体育館での開通式には、来賓の山井和則・安藤裕衆院議員、国交省近畿地方整備局の佐藤哲也建政部長、府知事代理の岡本圭司・山城広域振興局長、増田貴市議会議長をはじめ、約160人が出席した。
 奥田敏晴市長は「塚本深谷線の開通により、市内幹線道路のネットワーク化による円滑な交通と歩行者の安全が図れるものと確信する」と式辞。森島正泰都市整備部長の事業報告に続き、岡本振興局長と増田議長がお祝いの言葉を添えた。さらに、「鼓娘」の素晴らしい演奏に敬意を表し、奥田市長から安藤代表に記念品が贈呈された。
 そのあと出席者らは、塚本深谷線の現地に移動。奥田市長、増田市議会議長、それに山井・安藤両衆院議員、近畿地整局の佐藤建政部長、府の岡本振興局長の6人で華やかにテープカットした。また、パトカーを先頭に公用車、市のバスなどで、東へ向かって「通り初め」を行い、午後3時から一般車の通行が始まった。
 

開通式で見事な演奏を披露する市和太鼓連盟「鼓娘」のメンバー
開通式で見事な演奏を披露する市和太鼓連盟「鼓娘」のメンバー

パトカーの先導を受け、公用車で「通り初め」(後方は京都郵便局)
パトカーの先導を受け、公用車で「通り初め」(後方は京都郵便局)