第67回宇治川水域採集展覧会 児童の研究成果キラリ (宇治市植物公園)


《城南新報2017年9月2日付紙面より》
 
 第67回「宇治川水域採集展覧会」がきょう2日から、宇治市植物公園で始まる。植物・昆虫標本、自然観察で児童が取り組んだ成果を披露するものだが、夏休みの採集会が理科教室に代わったことで、採集や整理をまとまって行う機会が減り、植物標本は21点と少なめ。それでも昆虫標本・自然観察と合わせ、計172点の力作が勢ぞろいした。
 
 子供たちにふるさと宇治の自然に親しみ、環境保護や科学的な視野を育んでもらおう―と宇治川水域採集会(会長=飯田康生・西小倉小学校長)が毎年、開いている。市植物公園との共催事業。市内各校の児童が3部門で計172点(植物21点、昆虫31点、自然観察120点)を寄せ、1日に行われた審査会で担当教諭や講師らが各賞を決定した。
 60年以上続いた昆虫や植物の野外活動「宇治川水域採集会」を2015年度で終了し、翌年度から京都大学宇治キャンパスで小学生理科教室を開催。同教室で体験した実験を発展させ、独自の調査を交えて内容を深めた作品も会場を彩った。
 また、丁寧に作り上げた昆虫や植物の標本のほか、模造紙いっぱいに研究成果を書き上げた作品も審査員の目を引いた。
 各部門の審査委員は「(受賞者は)標本点数が多く、押しがしっかりと、きれいに台紙に張り付けられていた。植物名を努力して調べ、写真を取り入れ、採集場所を地図に記入するなど、工夫してまとめている」(植物)、「夏だけでなく他の季節でも採集した作品、観察したことをきちんとまとめた作品、展翅・展脚技術の優れた作品が見られた」(昆虫)、「理科教室での学習をもとにした作品も見られ、学んだことをより深く調べる工夫がなされていた」(自然観察)などと講評した。
 展覧会は10日(日)まで、午前9時~午後5時(最終入園は、午後4時)。4日は休園。
 入賞者は、次の皆さん。カッコ内は、小学校名、数字は学年。
【植物の部】
▼会長賞=金子歩佳(小倉4)
▼教育長賞=吉岡優武(三室戸5)
▼植物公園園長賞=須原つくし(岡屋5)
▼優秀賞=鈴木寛明(南部3)、金子和佳奈(小倉1)
▼努力賞=湊英太(南部1)、湊大智(南部4)、白神秀真(南小倉3)
【昆虫の部】
▼会長賞=谷口果穂(菟道第二6)
▼教育長賞=倉井崇良(笠取第二6)
▼植物公園園長賞=鶴崎結仁(神明3)
▼優秀賞=須川伸哉(小倉6)、今井理仁(西大久保6)、谷舗壮真(西大久保2)、柳澤洋志(南部2)
▼努力賞=石川輪太郎(三室戸5)、佐々木義人(槇島5)、田中璃空(大久保4)、古川諒(北小倉3)、今井龍成(西大久保3)、宮本歩輝(木幡1)、佐々木大剛(槇島4)
【自然観察】
▼会長賞=片岡月(岡屋5)
▼教育長賞=竹田光晴(御蔵山3)
▼植物公園園長賞=髙辻実里(大久保6)
▼優秀賞=今西悠之介(大久保3)、荒木悠文(宇治4)、中田陸斗(南部5)、大見智美(御蔵山6)
▼努力賞=中村心哉(南小倉1)、平田温己(岡屋2)、中澤颯人(菟道第二2)、小山紗苗(小倉2)、林美緒(小倉4)、德田壮太(槇島5)
 

羽を広げたチョウなど昆虫標本もずらり
羽を広げたチョウなど昆虫標本もずらり