“文通交流”違い認め合おう 友好都市・咸陽の児童と (宇治市立北槇島小)


《城南新報2017年9月7日付紙面より》
 
 宇治市立北槇島小学校(吉永均校長、335人)で、市と友好都市盟約を結ぶ咸陽市(中国)の城関小学校児童との「文通交流」が始まった。2014年の大久保小を機に、その後、笠取・笠取第二小で同様に取り組まれ、4校目。漢字ばかり綴られた9通を目のあたりにした児童たちが来月、返事の文面に心を込める。
 
 咸陽は、中国の中央部にある陜西省のほぼ真ん中に位置。両市は1986年、友好都市盟約を締結し、市民と行政の訪問団が行き来するなど交流盛ん。2014年、咸陽の児童が宇治のまだ見ぬ友へ宛てた手紙を預かった市が交流校を募り、大久保小が第1号となって、手紙を通じた児童交流がスタートした。
 4校目となる北槇島小では5日朝の全校集会で、児童会本部役員が、届いた手紙のうち1通を読み上げたのをはじめ、ビルが建ち並ぶ近代化されたまち、小学校の授業の様子などを映写で紹介した。
 また、吉永校長が8・9月号の校長だよりで、詩人・金子みすゞの「みんなちがってみんないい」を引用し、「違った国のお友達と触れることが、自分自身の世界を広げてくれる」と交流の狙いを伝え、全問正解者に表彰状を発行するクイズ(8問)を盛り込んだ。
 中国児童の手紙9通は訳文を添えて校長室前廊下に掲示。いずれも本部役員の藤田未来さん(6年)は「(咸陽は、果物の)ナシが特産と知ることができた。日本の進んでいるところを伝えたい」、樋口陽菜さん(同)は「歌が好きなところが一緒」、馬原唯菜さん(5年)は「友好都市と知った。お茶のことも教えてあげたい」、堂下七海さん(同)は「自然も豊かだなあと思った。お茶とか、お寺のことを知ってほしい」と、返信の手紙に書く内容のイメージを膨らませる。吉永校長は「児童が、新たな興味、関心を持つ入口になったのでは」と期待を寄せた。
 

咸陽の児童が書いた手紙を眺める児童会本部役員と担当教員たち
咸陽の児童が書いた手紙を眺める児童会本部役員と担当教員たち