『スター・ウォーズ』12月最新作の成功祈願 神居住職が法要 (世界遺産平等院)


《城南新報2017年9月13日付紙面より》
 

人気キャラクターたちとともに、山田知事、ライアン監督、神居住職らも楽しそうな笑顔があふれる
人気キャラクターたちとともに、山田知事、ライアン監督、神居住職らも楽しそうな笑顔があふれる

史上空前のエンターテイメントとして絶大なる人気を誇る映画『スター・ウォーズ』の最新作公開を前に、宇治市宇治蓮華の世界遺産平等院で12日早朝、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』成功祈願が行われた。地元在住の武人画家・こうじょう雅之さんによる屏風お披露目や、茂山狂言が会場に熱気を吹き込んで、ヒット作を彩るキャラクターをはじめ、ライアン・ジョンソン監督や山田啓二知事もメッセージを述べた。
 
 雷鳴轟くお茶のまちに『スター・ウォーズ』(SW)降臨―東京から大挙、マスコミ・映画関係者が押し寄せた上演成功に向けたイベント。黒澤明監督など日本の芸能・文化にインスパイアされたSW最新作公開を、12月15日(金)に控えることを華々しくアピールした。
 冒頭、ライアン監督・山田知事とともに登壇したこうじょう雅之さん(39)は、地元イベントでライブアートを繰り広げ、SWテーマにダース・ベイダーやストームトルーパーなどを扱った作品を書き下ろしてきた。今回、縦1・7㍍、横3・3㍍(二曲一双)の特別仕様の屏風をお披露目。「私の武人画は、人間・キャラクターの持つ覚悟を描く。ファンとして、描かせてもらった」とカイロ・レンらを大胆な筆致で堂々と表現した大作に、ライアン監督がたまらず「ゴージャスな作品」と称賛を寄せた。
 また、劇中に登場する人気キャラ「R2‐D2」「C‐3PO」誕生に大きな影響を与えたという黒澤明映画「隠し砦の三悪人」に登場する狂言回しの百姓コンビ・太平と又七のモデルともされる太郎冠者・次郎冠者も、この場へ。大蔵流狂言師の茂山千三郎さん・茂山童司さん・鈴木実さんが、狂言「文荷(ふみにない)」に、要素をちりばめた〝SW狂言〟を上演。面を付けた演者が、ボイスチェンジャーでSWらしさを醸し出し、見る者を引きつけた。
 そして、神居文彰住職が「宇宙に向かって平和の希望を」と呼び掛け、散華(さんげ)を伴う法要を営んで、成功を念じた。
 なお、屏風はきょう13日から10月1日(日)まで、市観光センターで展示される。開館時間は午前9時~午後5時。
 

「C‐3PO」「R2‐D2」になぞらえた太郎冠者・次郎冠者が狂言で笑いを誘う
「C‐3PO」「R2‐D2」になぞらえた太郎冠者・次郎冠者が狂言で笑いを誘う