観光いも掘り農園 城陽収穫の秋到来 17日にオープン


《城南新報2017年9月14日付紙面より》
 
 城陽市に本格的な秋の訪れを告げる「あらす観光いも掘り農園」=寺田塚本=が今月17日(日)にオープンする。
 「寺田いも」は、江戸期に宿場町・長池で薬問屋を営んでいた嶋利兵衛が、取り扱う薬品の中に幕府禁制品が混じっていたことから、長崎・壱岐島への流罪とされ、その11年後に赦免された際、種芋をちょんまげに隠して持ち帰ったのが栽培の始まりと伝わる。
 そんな寺田のいも畑も1965(昭和40)年ごろから収穫の秋を楽しむ観光レジャー地として人気を博すようになり、「栗のように甘い」と毎年、9月中旬から10月にかけて多くの家族連れが訪れる。
 また、府南部の保育所・幼稚園が秋の恒例行事として組み込み、園児たちが土と戯れることで、自然の恵みのありがたさを実感する。
 オープンを前にJA京都やましろ城陽支店「あらす観光ほり掘りグループ」(山崎稔代表、5戸)は、個々に試し堀りを行い、大きく実った特産・寺田いもが次々と土の中から姿を表している。
 新市街地内に建設が進む日本郵便㈱の「京都郵便局」などの影響で、観光いも掘り農園の面積もやや減少したが、それでも大型家電メーカー「ジョーシン」=建設工事中=の西側に来場者用駐車場を確保して、オープン準備を進めている。
 代表の山崎さん(74)は「今年のいもの出来は上々」と笑顔。1株の蔓に多いもので6~7個付いた大きないもを掘り起こしていた。
 約70㌃の観光農園には「金時」「紅はるか」などのいも苗2万株程度が植えられており、料金は3株で780円。予約はJA京都やましろ城陽支店℡52‐5131(平日の午前9時から午後4時30分)まで。開園期間は10月末までだが、株がなくなり次第、終了となり「団体予約は10月25日まででお願いします」と呼び掛けている。
 なお、市内全体の寺田いもの作付面積は約15㌶、生産農家は約50戸、年間約250㌧を生産している。
 

大きな寺田いもを次々と掘り起こす山崎さん
大きな寺田いもを次々と掘り起こす山崎さん

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