実りの秋へ幻想の光 伝統の千灯万灯 (久御山町若宮八幡宮)


《城南新報2017年9月15日付紙面より》
 
 久御山町佐古の若宮八幡宮で14日夜、伝統の放生祭(千灯万灯・せんとうまんとう)があった。灯明で境内がほのかに照らし出される中、参拝者が豊作や幸福を祈った。きょう15日も引き続き営まれる。
 実りの秋の本格的な到来を前に、五穀豊穣や多幸を願い、生き物の鎮魂を祈る行事。佐古地域で代々受け継がれている。
 もともとは2枚重ねのカワラケに菜種油を入れ、灯芯を浸して火をともしていた。近年は灯芯が手に入りにくくなったこともあり、ろうそくに替えて往時の息吹を伝えている。
 この日は午後7時ごろから、地域住民が次々と足を運び、境内にしつらえられた木棚のろうそくに順次、火をともした。夜風の影響で点火に苦戦したが、子供たちは根気よく木棚を巡り、幻想的な光で境内を彩った。
 

木棚のろうそくに火をともしていく子供たち
木棚のろうそくに火をともしていく子供たち

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