東京・両国で世界初防衛戦 拳四朗「圧勝して有名に」 10月22日・元王者ゲバラと頂上対決


《城南新報2017年9月20日付紙面より》
 
 城陽市在住で、BMBジム=宇治里尻=所属のWBCライトフライ級王者・拳四朗(25)の初防衛戦が正式決定した。決戦の舞台は10月22日(日)、東京・両国国技館。相手は元同級王者のペドロ・ゲバラ(28)=メキシコ・WBC同級1位=。拳四朗が世界タイトルを獲得した5月同様に、村田諒太(帝拳)・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)とのトリプル世界戦となる。
 
 拳四朗(本名・寺地拳四朗さん)は、地元の芽生え幼稚園から久世小、東城陽中を経て、奈良朱雀高、関西大とボクシングの名門を歩み、アマ時代には東京国体優勝など輝かしい成績を収め、2014年にプロの世界へ飛び込んだ。
 父親は所属ジム会長で元東洋太平洋ライトヘビー級王者の永(ひさし)さん。プロボクシング界を代表する親子鷹で、日本・東洋太平洋のタイトルを獲得した拳四朗は、5月20日、東京・有明アリーナで開かれた世界初挑戦で見事、前王者のガニガン・ロペス(35)を判定で下し、プロ10戦全勝(5KO)で世界の頂点へ登り詰めた。
 その後、5カ月の間に拳四朗は「きょうと城陽応援大使」の任命を受けたり、宇城久の市役所・町役場さらには京都府庁、奈良県庁などを訪問。多方面から祝福を受けつつも気を緩めずトレーニング。
 8月下旬には神奈川県茅ケ崎市「三迫ジム」に出向いた砂浜での走り込み、今月9日から16日までの1週間は米国ロサンゼルスで初の海外合宿を行い、挑戦者ゲバラを想定してメキシコ人ボクサーと40回のスパーリングをこなすなど、心技体を高めてきた。
 ゲバラは、14年12月に八重樫東(大橋)を7回KOで倒して世界同級王者となり2回の防衛に成功。15年11月に木村悠(帝拳)に敗れて王者の座を陥落したが、なかなかの強敵。プロ成績は30勝(17KO)2敗1分。
 ただ、今の拳四朗には勢いがある。19日、都内で行われた会見で「ロスでは、メキシカンと、いい練習ができた。圧勝して有名になりたい」と自信のコメント。
 永さんも「いつ試合が決まってもできるようコンディションを整えてきた。前回のロペスよりやりやすい。(王者として)勝つのは当たり前。圧勝して世間に(強さを)認めてもらいたい」と、パワーアップした拳四朗を全世界へアピールする。
 なお、拳四朗後援会(石田實会長)は世界防衛戦が決まったことを受け、早急に応援態勢を整え、東京での『拳四朗・世界初防衛』を後押しする構えだ。
 

ゲバラの挑戦を受ける世界王者・拳四朗
ゲバラの挑戦を受ける世界王者・拳四朗