語り継ぐ大水害の教訓 松村さん招き定例会 (女性の船久御山)


《城南新報2017年9月22日付紙面より》
 
 府女性の船宇城久支部久御山ブロック(家田洋子ブロック長)の定例会が、このほど久御山町ゆうホールであった。町内在住の松村光朗さん(81)=佐古内屋敷=が同町の広範囲が浸水した60年余り前の大水害を振り返り、教訓を語り継ぐよう呼び掛けた。
 1953(昭和28)年9月25日午後10時ごろ、台風13号による宇治川の増水で観月橋下流の左岸堤防が決壊。巨椋池干拓田と、その周辺約3000㌶が水没、家屋も約2700戸浸水し、「巨椋池の再現」と言われた。被災者は御牧村3478人、佐山村3044人とされる。
 松村さんは当時18歳、消防団員として出動していた。堤防が決壊する前の緊迫した状況や人々の避難の様子を回顧し、「土砂水害ではなく、水が下(しも)からゆっくり来た」「水はほんまに怖い」と自然の猛威を伝えた。
 また、南海トラフ巨大地震の津波が淀川を逆流する事態を懸念し、水害に備えて「堤防が切れたらどれくらいの水が来るか知っておいて」と強調。排水機場の見学に行くなど普段からの意識付けの大切さを訴えた。
 

町内を襲った大水害の記憶を語る松村さん
町内を襲った大水害の記憶を語る松村さん