自民・安藤氏、悲願の初勝利 投票率は微減の52・5% (衆院選京都6区)


《城南新報2017年10月23日付紙面より》
 

 第48回衆院選は22日、投開票が行われ、京都6区(宇治市以南12市町村)は自民前職・安藤裕氏(52)=公明推薦=が、希望前職・山井和則氏(55)、共産新人・上條亮一氏(31)=新社会推薦=を破り、悲願の小選挙区初勝利で3選を飾った。
 2014年12月以来の衆院選は、約5年間の安倍政権の是非を最大の争点として外交・安全保障、経済、社会保障、憲法、消費税などをテーマに争われた。
 6区は、5連勝中の山井氏が、事実上の民進解体を受け、希望に移ったことによって防戦を余儀なくされた。これを「千載一遇のチャンス」と捉えた安藤陣営が、安倍総理ら大物弁士の来援、連立を組む公明の強力な支援を受けて総攻撃を仕掛けた。
 世論調査が良くても陣営は緩むことなく、悲願へまい進した。自民は1勝6敗だったが、地道な活動も実を結び、00年の菱田嘉明氏以来となる府南部選出の政権与党の代議士が誕生。前回から7241票を上積み、10万1977票を得た。
 山井氏は過去2度、所属政党への逆風下でも当選してきたが、今回は自身への逆風。『福祉の山井』としての実績に加え、安倍政権にブレーキをかける1票を求めたが、民進の分裂により、支援組織である連合京都傘下の労働組合から従来通りの支援が得られず、得票は1692票を減らした10万338票。惜敗率が98・39%で、比例復活当選の吉報を待っている。
 3度目の挑戦となった上條氏は「共産が伸びれば政治が変わる」として党勢拡大に全力。3万4998票を得て、1308票の上乗せに成功した。
 なお、投票率は台風接近もあり、前回比0・08ポイント減の52・5%となり、戦後最低となった。