12月30日、横浜で世界防衛戦 拳四朗「2度目はKOで」 パナマのペドロサ撃破へ


《城南新報2017年11月17日付紙面より》
 
 城陽市在住で、BMBジム=宇治里尻=所属のWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25)の2度目の防衛戦が決定した。日程は12月30日(土)、横浜文化体育館。相手は同級8位のパナマ人ボクサー、ヒルベルト・ペドロサ(25)。拳四朗にとっては格下の相手だけに「今度はKO防衛」に期待がかかるが、前戦から2カ月余りの強行日程で、ペドロサはライトフライ級・スーパーフライ級の地域タイトル「WBAカリブ海王者」を獲得した実績を持つだけに油断大敵だ。
 

世界チャンピオンとして知名度も急上昇の拳四朗(先月22日の初防衛戦から)
世界チャンピオンとして知名度も急上昇の拳四朗(先月22日の初防衛戦から)

 拳四朗(本名・寺地拳四朗)は、地元の芽生え幼稚園から久世小、東城陽中を経て、奈良朱雀高、関西大とボクシングの名門を歩み、大学4回生の時に東京国体で優勝するなど輝かしい成績を収め、2014年春にプロの世界へ飛び込んだ。
 父親は所属ジム会長で元東洋太平洋ライトヘビー級王者の永(ひさし)さん(53)=元城陽市議。
 プロボクシング界を代表する親子鷹で、日本・東洋太平洋のタイトルを国内で初めて2代にわたり獲得。そして、拳四朗は、今年5月、東京・有明アリーナで開かれた世界初挑戦で見事、前王者のガニガン・ロペス(メキシコ)を判定で下し、世界の頂点に。
 続く、先月22日の世界初防衛戦=東京・両国国技館=では、最強の挑戦者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)も判定で下し、プロ11戦全勝(5KO)で連勝街道をひた走っている。
 予定では、来春にロペスと再戦するはずだった拳四朗だが、急きょ年末にWBOスーパーフライ級王者・井上尚弥(24)=大橋ジムとの世界ダブルタイトルマッチが決定。
 わずか2カ月余りの強行日程だが、拳四朗は「全然気になりません。前回、4ラウンドまで(ポイントを)取られ過ぎたので、1ラウンドからどんどん行きます」と、東京都内での会見で余裕のコメントを発した。
 拳四朗に挑戦するペドロサは、プロ18勝(8KO)3敗2分けの右利きのボクサー。同級8位で格下だが、パナマ国内でミニマム・スーパーフライ級の2冠を獲得したほか、ライトフライ級・スーパーフライ級の地域タイトル「WBAカリブ海王者」も奪取した実績を持つだけに油断はできない。
 拳四朗は、今月下旬から神奈川県茅ケ崎市の「三迫ジム」で直前トレーニングに入り、減量を本格化させる。
 地元後援会(石田實会長)も2度目の世界防衛戦が決まったことを受け、早急に応援準備に入り、横浜での『拳四朗勝利』を後押しする方針だ。
 なお、メーンイベントとなる井上尚弥の相手は、同級7位のヨアン・ボワイヨ(29)=フランス。前座として、弟の井上拓真(21)=WBC世界バンタム級9位・大橋ジム=が元日本同級王者の益田健太郎(34)とノンタイトル10回戦を行う。
 さらに東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(31)=大橋ジム=と同級14位のエドワード・マンシト(25)=フィリピン=の初防衛戦もある。
 拳四朗、井上尚弥の世界ダブルタイトルマッチは、フジテレビ系列で全国に生中継されるという。
 

2度目の世界防衛戦に向け記者会見に臨む拳四朗と寺地会長ら(東京都内のホテル)
2度目の世界防衛戦に向け記者会見に臨む拳四朗と寺地会長ら(東京都内のホテル)