全国「産地賞」2年ぶり奪還 「てん茶」日本一喜び合う 茶生産組合が来庁 (城陽市)


《城南新報2017年11月23日付紙面より》
 
 京都府の地域振興策「お茶の京都」ターゲットイヤーに全国の茶品評会(てん茶)で「産地賞」を獲得した城陽市茶生産組合(村田恭組合長)の5人が22日夕方、市役所を訪れ、奥田敏晴市長に日本一奪還を報告した。2015年以来2年ぶりの栄冠で、平成以降では4回目の獲得となる。奥田市長も優勝旗を見て「よう、お帰りやす」と上機嫌。生産農家の日ごろの努力に敬意を表した。
 
 古くから砂地土壌に恵まれた木津川沿いの茶畑は「浜茶」と呼ばれ、そこで栽培される「てん茶」は高級抹茶の原料として人気が高い。
 上流から川の流れによって堆積された『ニコ』と呼ばれる肥沃な土は、水はけの良い茶畑には不可欠。そこで丹精込めて栽培されたてん茶は「色鮮やかで風味豊か、すっきりした味わい」が特徴だ。
 今シーズンは、3から7月にかけて降水量が少なく、生産農家にとっては「水やりが大変な年」だったというが、お茶の京都ターゲットイヤーに、全国『産地賞奪還』の思いが結実し。9月に長崎県で開かれた品評会で日本一を獲得。毎年のように、てん茶部門で「産地賞」を分け合うライバル・宇治市との〝品質勝負〟に競り勝った。
 そのほか、個人の最高栄誉「農水大臣賞」も地元の茶作り名人・菊岡政次さん(上津屋)が輝いた。
 今月11日に同県佐世保市で開かれた表彰式で、優勝旗を受け取った同市茶生産組合の村田組合長、菊岡祐一さん、西村高典さん、菊岡和晃さん、菊岡正博さんは22日、市役所を訪れ、香り良い抹茶を味わいながら、和やかに日本一を報告。奥田市長からは「皆さんの汗の結晶です。ありがとうございました」と、ねぎらいの言葉が贈られた。
 
◇◇城陽産・最高級抹茶『陽州の香』 山田知事が命名◇◇
 木津川てん茶組合(菊岡祐一組合長、3人)は今シーズン、城陽産100%抹茶『鷺坂の昔』(20㌘入り缶・税込み2000円)に加え、山田啓二知事が命名した最高級抹茶『陽州の香』(同・税込み5000円)の販売を開始した。
 ともに150缶の限定販売。現在は文パル南側の城陽旬菜市直売所のみだが、近くJA京都やましろの直売所「五里五里市」=富野=の店頭にも並ぶという。
 『陽州の香』は、城陽と荒州から名付けられ、上津屋地域の手摘みてん茶の中でも最高品質の茶葉を選りすぐった逸品。茶鑑定士で茶審査技術九段の森田治秀店主が経営する㈱もりた園で仕立て、臼引きと缶詰は㈱芳香園、製缶は㈱フタバで行い、まさにオール城陽で作り上げた。
 『鷺坂の昔』『陽州の香』とも売り切れ必至。お買い求めは早めに。
 

全国茶品評会「てん茶の部」優勝旗を城陽市に持ち帰った生産農家ら
全国茶品評会「てん茶の部」優勝旗を城陽市に持ち帰った生産農家ら