太陽が丘 アイススケート場 渋滞や安全に懸念の声 地元自治会が説明会


《城南新報2017年12月12日付紙面より》
 
 宇治市の府立山城総合運動公園「太陽が丘」に府が官民協働で通年型アイススケート場を整備する計画を受け、地元の折居台自治会(尾松数憲会長・約640世帯)は10日、府の担当者らを招いた住民説明会を中央公民館で開いた。参加者からは、スケート場前の市道宇治白川線の交通渋滞や工事中の安全対策を懸念する意見があり、府は住民理解が得られなかった点を文書回答することにした。
 
 「京都アイスアリーナ」(仮称)は、太陽が丘宇治側ゲートから市道宇治白川線を挟んで東側の未開発地約2万平方㍍を府が造成し、民間会社が建設と運営を担うもの。
 建物は約5000平方㍍、メーン・サブ両リンクを備え、24時間営業。来年1月に造成工事、9月以降に建物の建築工事に着手し、2018年度中のオープンを目指す。府と市、競技団体、施設運営者などで「利用促進協議会」を設置し、施設の利活用を検討する。
 説明会には住民約50人が参加し、府文化スポーツ部が施設概要や年間約9万人の利用者数予測、渋滞対策、工事中の安全対策、工事スケジュールなどを伝えた。
 渋滞対策の一環で、アイスアリーナ利用者に対して、渋滞時は太陽が丘内を経由して城陽側ゲートへ迂回を誘導すると説明。現行は同一ゲートで30分以内の出入りでなければ料金が発生するが、利用者は無料とする。
 また、1日の利用者は400人未満が9割、多い日でも600人以下と推計。夏休みの最も入場者が多い日で、宇治白川線の北向き車線(宇治市役所方面)に、午後には1時間当たり10~16台程度の車が新たに流入すると見込んだ。
 工事中の大型車両は鉄筋資材搬入トラック計10台程度、コンクリートミキサー車計300台程度、工場製品資材搬入トラック計50台程度と試算。安全確保へ土・日・祝日や平日朝の通学時間帯は資材などの搬出入はしないという。
 質疑応答で住民は、宇治白川線北向き車線は宇治田原方面や太陽が丘、市文化センターからの車が合流して飽和状態となり、渋滞が頻発している現状を指摘。独自調査をもとに府が示した宇治白川線の交通量の見解に対し、「今でも渋滞している。スケート場ができたら、糞詰まり」「(渋滞で)買い物に出るのにもストレスを感じる。実態に即した調査で判断を」などと訴えた。
 また、下校時間帯や白川区から自転車で宇治中学校に通学する生徒の安全確保も含め、懸念を払拭できなかった点に改めて文書で回答するよう求めた。
 

スケート場に伴う日常生活への影響などを質問する住民
スケート場に伴う日常生活への影響などを質問する住民