久御山町に民宿誕生 気軽に泊まって府南部満喫 (佐山のシノン)


《城南新報2017年12月27日付紙面より》
 

「ゲストハウスシノン」への思いを語る篠田さん
「ゲストハウスシノン」への思いを語る篠田さん

 久御山町佐山双置に、民家の離れを活用した民宿が誕生した。町内初の民宿で、元バックパッカーの男性が経営者兼スタッフとして切り盛りする。府南部のことをもっと知ってもらいたい―。仕事などでも気楽に泊まることができる民宿を通じ、地域活性化を思い描いている。
 
 府道宇治淀線の佐山バス停近く、住宅街の一角にある「ゲストハウスシノン」。篠田久和さん(63)がかつて20年余り家族で暮らし、近くの母屋に引っ越してから空き家になっていた家屋を、5年ほど前にリフォームした。
 篠田さんは、府南部を会場に宇治茶の魅力を発信する「お茶の京都博」の年に際し、同町近辺での宿泊環境が乏しいことから、民宿の開設を決めた。「泊まって、その土地を知ることが一番、町を分かってもらえる。すぐに泊まれる民宿や民泊があれば、もっと身近に感じてもらえる」。学生時代にバックパッカーでアメリカ、ヨーロッパを旅行し、当地ですぐに泊まることができる宿に恵まれた記憶がよみがえった。
 シノンは4LDK。最大6人が宿泊可能。ダブル、ツインなどの客室、キッチン、浴室、トイレを兼ね備える。リビングのテレビや、冷蔵庫も自由に使用できる。10月13日に府山城北保健所から営業許可を受けた。
 また、篠田さんは民宿の開設に伴い、宿泊者向けの「佐山マップ」も作成した。周辺の和食、中華、ラーメン店、居酒屋といった飲食店、見どころなどを写真付きでまとめたガイド地図で「作ってみて、店舗がこんなにあると初めて分かった。ラーメン激戦区の味も楽しんでもらいたい」と話す。併せて、4カ国語別の宿泊案内も手作りした。
 「アットホームな形で、気楽に泊まれるのが民宿の良さ」という。産声を上げたシノンで「久御山に仕事で来る人にも使ってもらい、『こんな楽しい所がある』と感じてもらいたい」と呼び掛けている。
 1人1泊6000円(食事なし)。2人以上から利用できる。近鉄大久保駅まで送迎。予約・問い合わせは篠田さんの携帯090‐8523‐7528まで。
 

アットホームな時間を過ごしてもらう客室(ツイン)
アットホームな時間を過ごしてもらう客室(ツイン)