“ねぶた祭” ともに観覧を 愛好会で賛同者募集 (久御山の内田さん)


《城南新報2018年1月17日付紙面より》
 
 東北の夏を彩る「青森ねぶた祭」の観覧へ向け、久御山町が拠点の「京都ねぶた愛好会」の会長、内田公昭さん(70)=同町東一口=が、現地に赴く計画を温めている。今回は3年ぶりの訪問。親交が深い〝本家〟のねぶた愛好会組織の節目の年に当たり、「久しぶりに大きなツアーにしたい」と張り切っている。
 
 青森ねぶた祭(国重要無形民俗文化財)は毎年8月2日~7日に青森市の中心部で行われる夏祭り。歌舞伎や神話などが題材の巨大な立体灯ろうを台車に載せた幅9㍍、奥行き7㍍、高さ5㍍の大型ねぶたが運行される。ねぶたの周囲を「ラッセラー」の掛け声とともに跳人(はねと)が乱舞し、沿道の熱気を盛り上げる。最終日にねぶたの海上運行や花火大会がある。
 内田さんは30年ほど前に、青森県内の民主商工会(民商)の役員との交流をきっかけに、ねぶたの魅力に触れた。当地で行われた民商の全国総会に出席した際、ねぶたの実物展示施設を見学。囃子の音響に包まれる中、雄々しく迫力に満ちあふれたねぶた祭の息遣いや、ねぶたの鮮やかな色使い、そこに描かれたダイナミックな武者絵に心を奪われた。
 それ以来、ねぶたの運行団体の一つ「青森ねぶた愛好会」と交流を深め、久御山を拠点に、ねぶた運行の資金サポートとなる豆絞りなどの販売も地元で担ってきた。25年ほど前に会則や会費なしの「京都ねぶた愛好会」をつくり、ねぶたの魅力を紹介したり、有志で青森を訪れてきた。
 今夏は、青森の愛好会が設立40周年を迎える記念の年。青森ねぶた祭に加え、秋田竿燈(かんとう)まつり、五所川原立佞武多(たちねぷた)、弘前ねぷたまつりの4つの祭を堪能する3泊4日の旅路の構想を練っている。
 「ねぶた祭は、祭をやる人、見る人の差がなく、受け入れてくれる」と内田さん。「テレビや雑誌で見ているのと違う感動をぜひ味わって。ねぶたには雄々しさがある。旅で出会う東北の温かさを感じてもらいたい」と呼び掛け、趣旨に賛同する仲間を募っている。
 

ねぶたの面を前に、夏のツアーを心待ちにする内田さん
ねぶたの面を前に、夏のツアーを心待ちにする内田さん