宇治田原へ “移住” “定住” を 「ちかいっ」パンフ配布 (維孝館中3年生)


《城南新報2018年1月17日付紙面より》
 
 「宇治田原町へ移住・定住」をテーマにしたワークショップが16日、町立維孝館中学校(吉原昭校長)で始まった。今年度、同町と連携協力包括協定を結ぶ京都府立大学の学生らが編集したパンフレットを参考に、3年生91人がグループ討論で「自分たちが住むまちの好きなところ、よくないところ」など意見を出し合い、会社づくりにチャレンジした。20日(土)の学校公開日に続編を行い、保護者や町民らに対し、全体発表を行う。
 
 維孝館中ではここ数年、「宇治田原を元気にする会社をつくろう」をテーマにワークショップを重ねた3年生が、学校公開日に合わせてプレゼンテーションを行ってきた。
 同町ともに創るまちづくり推進協議会が2011年度、「地域・大学との連携による出前授業」としてスタートさせ、小中学校での地域学習の集大成として確立。今回は、同町と協働する京都府立大学公共政策学部・勝山享准教授ゼミの3年生が移住定住パンフレット『〝ちかいっ〟宇治田原町』作製に向けて春のお茶摘み、茶ッピー未来基金夏の学校、やんたん灯りまつりに参加。地元住民と盆踊りも楽しむなど町民に溶け込む中、完成したばかりの冊子を生徒たちに配布し、学生も討論に入った。
 この日は、お馴染みの、同校卒業生でもある谷口知弘・福知山公立大学教授と勝山准教授、学生らがこれまでの活動やワークショップの狙いを伝え、「宇治田原の魅力と課題を考えてみて」と提起。
 教室に戻った生徒たちが、班ごとに机を囲み、思い思いに付箋に意見を書き出した。やがて、模造紙に「交通」「環境」「恋愛」などジャンル分けし考えをまとめると、クラス内で発表を行い、「バスが少ない」「マクドがほしい」「ご近所づきあいが素晴らしい」「動物が畑を荒らす」「道が凍る」「給食全国1位」など意見紹介し、代表や役職を決めた会社の方向性を言葉にした。
 最終日の20日(土)には学校公開に合わせ、各クラスで選考した代表チームによる全体発表を行う。
 なお、パンフレット(AB判16㌻)は、家庭でも決定権のある30代女性をターゲットに設定し、学生たちが足繁く取材して作製。発行した5000部を、同町が空き家バンクの仲介協定を結ぶ近隣市町村の宅建業者店舗などに配るほか、近く同町ホームページにデジタルブック方式で掲載予定。
 

ふるさと宇治田原に抱く熱い思いを出し合う生徒たち(維孝館中)
ふるさと宇治田原に抱く熱い思いを出し合う生徒たち(維孝館中)