ちょっと昔の暮らし紹介 20日から冬季特別展 (城陽市歴民)


《城南新報2018年1月20日付紙面より》
 
 城陽市歴史民俗資料館「五里ごり館」=文化パルク城陽西館4階=で、きょう20日から冬季特別展「ちょっと昔の暮らしと風景~城陽町だった頃」が始まる。1951(昭和26)年4月の城陽町発足から、72(同47)年5月の城陽市制施行までの約21年間を中心に、生活用品や当時の暮らしぶりが分かる写真を展示。中・高年齢の市民に懐かしい幼少期の時代を思い起こしてもらうほか、小学生3年生の社会科『昔の道具と人々のくらし』の学習の場としても活用を呼び掛ける。期間は3月18日(日)まで。
 
 今回の冬季特別展は、今から約67年前に、久津川・寺田・富野荘・青谷の4カ村が合併し、久世郡城陽町が誕生した時代にまで回顧。51(昭和26)年5月には早速、第1回町長選が行われ、初代町長に西村義一氏が当選した。
 町役場は、現・寺田小近くにあった旧寺田村役場を活用。8月には町商工会が結成され、町広報紙「城陽」創刊号を発行。その貴重な紙面は市民から提供があり、会場スペースの関係で常設展示室に掲示している。
 メーンの特別展示室には、テレビが家庭に普及し、ちゃぶ台を囲んで家族だんらんの古き良き時代のイラストが描かれ、足踏みミシン、炭火アイロン、火ばし、たらい・洗濯板、湯たんぽ、蚊帳、鏡台、ダイヤル式の黒電話など昔懐かしの実物82点を一堂に展示。「物干し」と「かまど」については再現したものを紹介する。
 しかし、見どころは何と言っても市民や市秘書広報課から提供を受けた『城陽町時代』を紹介した写真の数々。展示は、年代やその様子が判明した139点だが、そのほかにも「どこで、何の様子を撮ったか分からない」ものが多数あるという。
 展示写真の一例を紹介すると▽城陽町発足式典(4カ村合併記念祝賀会)▽城陽町役場竣工▽第1回町民文化祭▽(新興住宅の先駆けとなった)城陽団地開発当初の様子▽旧山城大橋「渡り初め」▽玉池での消防団放水訓練…そして現JR奈良線での「SL最後の雄姿」(1971年4月)など見応え十分。
 中・高齡の人は当時を懐かしみ、小学生はひと昔前のふるさとの暮らしを知る良い機会となりそうだ。
 なお、観覧料は大人(高校生以上)200円、小・中学生100円。だが、市内在住の小・中学生や65歳以上の高齢者、身障者手帳を持っている人は無料。開館時間は午前10時から午後5時。文パルと同じく月曜日などは休館となる。
 

城陽町の時代…各家庭ではちゃぶ台を囲み、温かいムードが漂っていた
城陽町の時代…各家庭ではちゃぶ台を囲み、温かいムードが漂っていた

◆◆小学3年生の社会科学習に(写真調査会も)◆◆
 
 城陽市歴民「五里ごり館」は今回の冬季特別展を、市内外の小学3年生の社会科『昔の道具と人々のくらし』の学習の場となるようPRに努めている。
 すでに市内9小学校(青谷小は出前授業を実施)と伏見区の竹田小、久御山町の東角小、宇治市の平盛・西小倉小の計13校の児童らが来館することが確定している。
 また、関連事業として、昔のくらし学習と題し、小3社会科の学習単元に合わせ、昔の道具や当時の様子のクイズ、劇など「糸紡ぎ・綿繰り・縄ない体験」も行う。適宜、受け入れ学校と調整。さらに▽昔の手しごと…ちょこっと体験=2月17日(土)と3月3日(土)午後1時30分から3時まで「和紙染め」、「糸紡ぎ・綿繰り」、小学生以上20人、申し込み不要、無料(入館料必要)▽手作りワークショップ=3月17日(土)午後1時30分~4時「昔の道具をモチーフにしたオリジナルのキーホルダーをつくろう!」小学生以上20人、申し込み不要、無料(入館料必要)▽3月10日(土)午後2時~4時、JOYOエコミュージアム「昭和の写真調査会~教えて!この写真いつ?どこ?なに?」寺田コミセン美術工芸室、昭和30~40年代の城陽のことが分かる人、25人程度、申し込み不要、参加費無料…も行う。
 いずれも問い合わせは市歴民℡55‐7611まで。