『京都郵便局』披露式典 京滋全域の区分業務拠点 (城陽の新市街地)


《城南新報2018年2月10日付紙面より》
 

開局披露式典でテープカットする日本郵便㈱の諫山副社長ら
開局披露式典でテープカットする日本郵便㈱の諫山副社長ら

 城陽市施工の久世荒内・寺田塚本地区「新市街地」土地区画整理事業地のメーン企業、日本郵便㈱『京都郵便局』で9日、開局披露式典が開かれ、関係者約100人が京都府と滋賀県全域をエリアとする新しい拠点の誕生を喜んだ。この巨大工場の稼働は今月19日(月)からで人員は当初600人だが、最終的には900人に増強。京滋2府県を出入する郵便物すべてを24時間体制で区分し、各集配局へ送り出す〝ハブ施設〟となる。
 
 『京都郵便局』の敷地面積は約4万1000平方㍍、5階建ての建物(基礎免震構造)の延べ床面積は約5万5000平方㍍。日本郵便㈱近畿支社(矢﨑敏幸支社長)管内では新大阪郵便局(延べ床約11万平方㍍)に次ぐ2番目のスケールとなる。
 一日あたりの取り扱い個数は郵便物380万個、ゆうパック8万個(想定)。最新鋭の区分機(小包1台、大型郵便物2台、書状25台、年賀12台)を各階作業室に据え付けた。
 現在の「京都中央」、「大津中央」、「福知山」3局から区分業務が移管されるため、京都府と滋賀県から差し出されたり、他の都道府県から入ってくる郵便物、ゆうパックはすべて一旦、城陽の『京都郵便局』を経由することになる。
 ただ、個人が直接、ハガキやゆうパックを京都郵便局に持ち込むことはできない。
 人員は稼働当初は、京都府内のみの郵便物取り扱いから始めるため600人体制(正規110人、パート490人)、その後、滋賀県からも入ってくる最終形となると900人体制(正規250人、パート650人)に増強。24時間フル稼働業務を行う。
 そのほか、中元・歳暮時期に近年、ゆうパックの利用が急増していることから、大型の室温5℃「保冷チルド室」、マイナス28℃の「冷凍室」も完備させ、商品の品質保持に万全の配慮を施す。
 日本郵便㈱の関係者や来賓ら約100人を集めた開局披露式典では、同社の諫山親・執行役員副社長が「京都府や城陽市の助言、協力により太陽光発電など環境にも配慮した京都郵便局が竣工できた。この地は新名神城陽ICに近い物流拠点の最適地。京都、滋賀400万住民の郵便物、ゆうパックの集中拠点となる」と挨拶した。
 来賓を代表して京都府の山下晃正副知事は「まさしく城陽新市街地の顔の誕生をお祝い申し上げたい。郵便の物流を通じて地元のベンチャー企業とも積極連携を図り、貢献されることを祈念する」とお祝いの言葉を添えた。
 諫山副社長、山下副知事に加え、城陽市の奥田敏晴市長、増田貴市議会議長らが華々しくテープカット。さらに「くす玉開き」も行い、まもなく本格稼働する小包区分機の始動式、内覧会で巨大な工場内が披露された。
 なお、工事費約89億8000万円と用地購入費約32億8600万円を合わせた総工費は約122億6600万円。正職員は「京都中央」、「大津中央」、「福知山」各局からの異動で賄うが、3局は廃止とせず、集配業務のみ残すという。
 

バーコードなどで読み取り可能な小包区分機も始動
バーコードなどで読み取り可能な小包区分機も始動