嵐“松潤”聖地に鈴緒 「絵馬」収益の一部還元 (城陽市観光協会)


《城南新報2018年3月2日付紙面より》
 

松潤ファンの願いが込められた数多くの絵馬
松潤ファンの願いが込められた数多くの絵馬

人気男性アイドルグループ「嵐」ファンの聖地巡礼で話題を呼ぶ城陽市奈島十六、松本神社(和田康夫宮司)で1日、新調された鈴緒(すずお)のお祓い神事が執り行われ、地元の氏子総代らは「松潤のおかげです」と感謝の言葉を口にした。一般社団法人・同市観光協会(増山晃章会長)が昨夏、売り出した2種類の絵馬の収益金の一部を、神社側に還元したもので、すでに今夏の松潤の誕生日(8月30日)に販売開始する第2弾の絵馬も出来上がっているという。
 
 京都府内で境内の敷地面積が最も狭いことでも知られる松本神社。祠があるのみで、宮司も常駐していないことから日ごろは、奈島地域の守り神として、ひっそりと地元住民に信心されている。
 和田宮司は、近くの賀茂神社と宮司を兼務。氏子総代によると、松本神社はその昔、奈島地域から木津川の渡し船が出ていた時代に「水運の神」として人々に信仰され、今もなお200人の氏子が熱心に守り継いでいる。
 そんな松本神社がスポットを浴びるきっかけとなったのが、数年前に女性誌が特集した関西圏にある「嵐」メンバーの冠が付く神社巡り『聖地巡礼』ブーム。
 大野智、櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀、松本潤の5人で編成する「嵐」は、SMAP解散後、男性アイドルの代表格。女性のファン層は10から60代までと幅広く、国内にとどまらず海外でも人気だ。
 市観光協会は「城陽の知名度アップの起爆剤に」と、神社関係者と協議の上、昨年の松潤バースデイに、木彫りとカラー印刷の2種類の絵馬(2000円と1500円)を売り出したところ、ネット販売も含め、すでに3000枚がさばけた。
 材料費や人件費などを差し引いた収益の額について市観光協会は、公表していないが、その一部を神社側に還元する形で、今までなかった「鈴緒」(長さ1・8㍍・白赤緑の3色、購入金額15万円)を新調することに。
 1日は、和田宮司や氏子総代代表の望月藤樹さん(70)ら神社関係者5人、同協会から阪部晃啓事務局長(50)ら2人の計8人が参列する中、鈴緒と先月14日のバレンタインデーに発売した「ストラップ」(すでに1000本販売)、今夏販売の第2弾「絵馬」のお祓いを受けた。
 望月さんは「傾いている灯篭の修復も考えましたが、目に見えるものが良いと鈴緒をお願いしました」と感謝し、氏子らは「松潤のおかげです」と笑顔に包まれていた。問い合わせは市観光協会℡56‐4029まで。
 

和田宮司のお祓いを受ける新調された鈴緒
和田宮司のお祓いを受ける新調された鈴緒