じんわりと茶の香立つ 「手もみ」技術競う 宇治茶製法


《城南新報2018年3月8日付紙面より》
 
 宇治茶の手もみ技術の伝承と後継者育成を目指す第14回宇治茶製法手もみ技術競技大会が6日、宇治茶会館で開かれ、宇治・京田辺・和束・南山城から集まった会員約40人が額に汗した。
 京都府宇治茶製法手もみ技術保存会連絡会議(吉田利一会長)が主催。競技は11チームが参加し、焙炉(ほいろ)を囲み、昼を挟んで代わる代わる手を休めずに作業した。
 一連の工程は宇治茶独特の製法で、「横まくり」では丸めた茶葉の塊に体重をかけ、水分を搾り出そうと、揉み転がす手に力を加えた。
 府農林センター茶業研究所の澤﨑肇所長ら審査員3人が外観・内質を審査。「上位は、外観は手もみらしく伸びやかにそろい、鮮やかな光沢。内質は、新鮮な香りや焙炉香が引き立ち、バランスが取れ、優れたもの。年々、レベルが上がり、皆様の技術向上を感じる。今後とも技術継承を」と講評した。
 上位は次の通り。
▽1位=南山城村茶手もみ技術保存会A▽2位=同B▽3位=和束茶手揉技術保存会C

「もみきり」「片手まくり」で温まった茶葉に愛情を込める
「もみきり」「片手まくり」で温まった茶葉に愛情を込める