被災地から学ぶ地域防災 3.11太陽が丘で追悼行事 東日本大震災7年


《城南新報2018年3月13日付紙面より》
 

子供たちが祈りを込めた大きなシャボン玉が空にフワリ
子供たちが祈りを込めた大きなシャボン玉が空にフワリ

東日本大震災から丸7年を迎えた11日、宇治市広野町の府立山城総合運動公園「太陽が丘」で、震災の追悼セレモニーが開かれた。親子連れがシャボン玉を飛ばして震災の記憶を胸に刻み、地域防災の大切さを実感した。
 
 「シャボン玉に祈りを込めて―3・11私たちは忘れない」。宇治市や城陽市、京田辺市、井手町などの7つの府総合型地域スポーツクラブでつくる連絡協議会山城ブロック(ブロック長=村田忠文・IDEゆうゆうスポーツクラブ運営委員長)が昨年に続いて主催した。「他人事から自分事へ!今一度、被災地から学ぼう、地域の防災」との全国共通テーマに、18都道府県40団体の総合型地域スポーツクラブが各地で行う追悼行事の一環。
 村田ブロック長は震災の犠牲者へ哀悼の意を表した。催しの趣旨を説明し、「地域防災を意識し、その高揚につながるきっかけに」と呼び掛けた。
 集まった親子連れは、震災が発生した午後2時46分に黙とうした後、次々にシャボン玉を飛ばした。起震車では、阪神・淡路大震災級の震度7の直下型地震などを疑似体験し、突き上げるような揺れの中、素早く机の下にもぐって頭を守った。
 会場には、「絆」「希望」などの言葉や「みんながおうえんしてる」「楽しい未来へ一歩ずつ」といったメッセージが書かれた各クラブの子供や山城地域にある特別支援学校4校の児童生徒の灯ろう約1000個を設置し、夕方から点灯。災害時の飲料水確保に向け、逆浸透膜を使った浄水器の展示ブースでは、食紅とコーヒーの濁水の浄化実演と試飲もあった。
 このほか、被災地への折り鶴をつくるコーナーも企画。今後、集まった折り鶴で福島・宮城・岩手各県の形をつくり、当地に発送するという。
 

会場では大震災の被災地に向けた折り鶴づくりも
会場では大震災の被災地に向けた折り鶴づくりも