路線バス「今どこかな」スマホで確認 接近情報システム停止 新年度導入すぐ不具合


《城南新報2018年4月12日付紙面より》
 
 電車に比べて定時制の確保が難しい「路線バス」の現在地や到着予定情報が、スマホや携帯電話で見られる「ロケーションシステム」を京都京阪バスが導入。宇治市、久御山町、宇治田原町など地元自治体から補助金も受けて、この4月1日に運用を開始したが、すぐさま不具合が発生。復旧に手間取っている。
 

待っているバスが今どこを走っているのか分かるのに…
待っているバスが今どこを走っているのか分かるのに…

路線バス利用者の皆さん、こんな経験はないだろうか。
 例えば、JR宇治駅に行こうと、府道宇治淀線沿いの神明「城南荘前」バス停に来たとしよう。
 時間は午前9時3分。時刻表の到着時間は9時2分となっている。
 他に待っている人がいなかったら、もう行ってしまったのか、まだ来ていないのか…分からない。
 次の便は27分。乗り過ごしたのなら、歩いた方が早い。
 朝夕を除けば、京阪宇治行きが1時間に1本なんていう宇治田原町内のバス停なら、なおさら不安が募る。
 こんな思いを解消してくれるのが「バスロケーションシステム」。
 GPSを利用して、「今、バスはどこにいるのか」、「どれくらいで到着するのか」という情報を提供してくれる。
 京都京阪バスの場合、各バス停の時刻表に専用「QRコード」を貼り付け、それをスマートフォンや携帯電話で読み取ると、その停留所に向かっているバスの位置情報が分かるという方法を採用した。
 このシステム構築のため、地元自治体も昨年度、補助金を出している。
 その額は、路線の長さに比例し、宇治市49万3000円、久御山町18万円、宇治田原町9万1000円などとなっている。
 しかし、運用を開始した4月1日、一部の便において、バスの接近情報が正常に表示されていないことが判明。1~2分から5分程度のズレが生じていることが分かった。
 このため、同社では2日からサービス提供を停止。
 委託業者がシステムの再構築に取り組んでいるが、復旧は今月中旬から下旬になるという。
 バス利用者は、待つことには慣れています。今度は、しっかりしたシステムになりますように。
 

バス停のQRコード
バス停のQRコード