久御山~八幡間“流れ橋”GWも「通行止め」 5月中に復旧見込み


《城南新報2018年4月25日付紙面より》
 
 昨年10月に台風の増水で橋板が流された木津川の流れ橋(久御山町佐山~八幡市上津屋)で、復旧作業が本格化している。当初一つの目標としていた「ゴールデンウイーク(GW)まで」の開通は不可能だが、5月中の作業完了を目指す。
 流れ橋は増水で一定水位に達すると自然に橋板が浮かび、下流側に流されることで被害を抑える。相次ぐ流出を受け、府は橋面を従来から75㌢かさ上げしたり、橋脚の間隔を倍近く広げるなど橋を改良し、2016年3月に流れにくい構造に架け替えた。
 しかし、台風21号の接近による増水で橋板が流された昨年10月22日の水位は、上流にある京田辺市の飯岡水位観測所で平成に入って最高値となる5・08㍍を記録するほどだった。台風後の川面には、流出を防ぐよう橋脚とワイヤでつながれた橋板が浮かんだり、中洲に打ち上げられたりしていた。
 流れ橋は時代劇のロケ地として有名で、橋と周辺の「浜茶」の茶園が織り成す景観は日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の一つでもある観光スポット。「通行止め」が続く今でも、自転車や徒歩で橋を訪れる人々の姿がある。
 

復旧作業が続けられている流れ橋(久御山町側から撮影)
復旧作業が続けられている流れ橋(久御山町側から撮影)