ボクシング元世界王者 「夢持ち、努力を」 山中慎介が母校で講演


城南新報2018年5月8日付紙面より》
 
 京都廣学館高校(中西紳也校長)=精華町下狛=で7日、同校を2000年に卒業し、今年3月に現役引退した元WBC世界バンタム級チャンピオン・山中慎介さん(35)が特別ゲストの「先輩を迎える会」が開かれた。
 高校入学と同時にボクシングを始めた山中さんが、5年ぶりとなる母校「里帰り」。11年のベルト奪取後、5年9カ月にわたり12度の世界タイトル防衛に成功。一撃必倒の左ストレートは、〝神の左(ゴッド・レフト)〟とたたえられ、数々の受賞歴を誇る。
 通信制を含む全校生徒593人を前に、高校時代の思い出、ボクシングを始めたきっかけ、プロとしての軌跡をたどった。
 テレビを通して辰吉丈一郎のファイトに刺激を受け、片道2時間半の通学をもろともせず強豪ボクシング部で競技にいそしんだ。3年次にインターハイ全国準優勝、国体優勝を遂げ、「しんどかったが、最後に成果が出た」とふり返る。進学した専修大では目立った成績を挙げられず、それをバネにプロになる決意を固め帝拳ジムへ。明確な目標を掲げることが長期防衛につながった…と説き、「夢を持ち、努力し続けて」と呼びかけた。
 講演後、山中さんに生徒代表の津村凛華さん(3年)が、ねぎらいの花束を贈呈。ボクシング部の仲山翔梧主将(同)は「(山中さんの言葉が)胸に響いた。自分もレベルアップしていきたい」と口元を引き締めた。
 

生徒代表から偉業をたたえる花束をプレゼントされる山中さん
生徒代表から偉業をたたえる花束をプレゼントされる山中さん